IV-2.効果的な事業実施体制の構築
人員確保や体制づくりを忘れていませんか?
~組織を編成し、各業務の責任体制と全体の指示系統を明確にすることが重要です~
実施体制について知る
●人材と体制がなければ事業実施はできない
- 円滑な事業推進は、管理運営体制の善し悪しで決まります
- 事業実施には、優秀な実務経験者の登用が必要です
- 体制の維持や管理運営をするためにも、資金が必要です
●人材と体制がなければ事業実施はできない
- 円滑な事業推進のために、周辺の関係者間の理解を得ていますか?
- 関係者間の連携を強め、参加型の街づくりに移行する準備はできていますか?
- 事業効果を高めるために、必要に応じた専門家の活用を考えていますか?
- 継続的な運営をするために、自立した組織運営ができる体制になっていますか?
- 責任の所在が明らかになるような体制になっていますか?

● 事業の目的
- 計画事業完了後の、息の長い事業の継続を図る→事業性の確認
- 長期にわたる責任体制を確立し、事業の質と効果の維持管理を行う→継続性の確認
- 自らの力で組織づくりと運営を行うことで、ノウハウを取得し後継者の育成を行う→継続性の確認
●事業実施体制の構築
- ショッピングセンター等における一般的な実施体制をもとにしたTMO等の組織イメージは、下図の通りです。
- 適材適所の人材配置は当然のことですが、必ず最高責任者を決め、その人を中心に構成します。
- 業務に応じ、専門家等の外部の人材を活用します。そのための費用等は、事業計画時から考慮します。
- 体制づくりの際は、名誉職的な人材配置は行わず、実務者中心で組み立てます。
- 効果的な事業推進のためにも、地元住民や関係団体との協力関係づくりを行いましょう。
- 積極的に若い人材を引き入れ、後継者の育成にも力を注ぎましょう。
【業務区分と組織の概略】(例)
- 上の図を参考に、自らの体制づくりを進めましょう。
- TMO等の組織が少人数で構成されている場合、1人のスタッフが複数の業務を兼務したり、外部専門家や専門業者に委託することがあります。

- 実戦的な組織編成を行う
- 既存の"仲間"でなく、経験とノウハウから人材配置を行う。商業施設の運営管理経験者や、地域で活発に事業を行っている人材を積極的に活用する。
- 兼任や委託の場合でも、情報の共有化と内部責任体制の明確化を徹底する。