トップページ 平成15年度 実践行動マニュアル

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はじめに

消費者にとって魅力あるまちづくり 実践行動マニュアル


 あれほど賑わいと活気にあふれていた中心市街地から、人の姿が消えてしまったのはなぜでしょうか。
 車社会の進展、それに伴う大型商業施設の郊外への進出など、さまざまな要因があります。しかし、言いかえればそれは、中心市街地が厳しい競争社会の現実のなかで、その魅力を失っているということにほかなりません。
 活性化のために最も重要なことは、「個々の店舗がそれぞれに魅力あるもの」となっていくことです。そして、個々の店舗が消費者にとって魅力ある商品・サービスを提供することはもちろん、変化していく消費者ニーズに対応し、商業集積全体としても魅力ある業種・業態構成に変化していかなければなりません。
 そのためには、市町村やTMOなどが、中心市街地の商業全体のありかたを常に考える必要があります。中心市街地の「いま」を直視し、変化する消費者ニーズをとらえ、マーケティングを理解し、消費者が望む小売業、飲食業、サービス業等が中心市街地で常に展開されるよう、具体的かつ実現性のある取組みを進めていかなければなりません。
 本書は、中心市街地の商業活性化を推進する方々が、地域の現状を正しく理解し、具体的にどのような行動につなげていけば良いのかについて、実践的な行動の指針となるようまとめたものです。
 本書が、中心市街地の商業をより魅力あるものとしていくための一助となることを願っています。

 

 平成15年度 中心市街地活性化におけるテナントミックスの手法に関する調査研究事業
 
平成15年11月  
調査事業実施者 経済産業省 中小企業庁
調査事業受託者 (株)ジオ・アカマツ

 

 

 

 

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