I-11.現状のまとめと整理
「弱み」を受け入れ、「強み」に変えていく心構えはできていますか?
~地域特性を理解しないまま、コンセプトを策定し、戦略の構築をしていませんか?~
これまで調べてきた中心市街地の現在を整理する
●中心市街地の現状を再認識する
- 調査資料を活用し客観的に見直すことで、新たな側面が見えましたか?
- 市場のボリュームとその動向を理解しましたか
- 成長市場・停滞市場・縮小市場のどれに当てはまりますか?
- 商圏のボリュームと特性の設定はできましたか?
- 現状の中心市街地の力はどのぐらいありますか?
- 商業の力、それ以外の資源などの把握はできましたか?
- 中心市街地の強みと弱みとその整理は?
- 短期と長期及び難易度をつけてみる
- お客様の生活志向やニーズは把握できましたか?
- 活性化事業実施において、現在どの段階にいるのか具体的に示せますか?
● 調査の目的
- 調査結果をまとめ分析することで、現状を理解し、問題点を明らかにする→問題点の明確化
- 問題点の共通部分や違う部分を分類して、問題の特性や質を浮き彫りにする→問題点の特性の把握
- すぐに対応可能な問題には、素早い対応をする
- 難しく時間のかかる問題は、専門家と協調して対応する
- 計画と現状のズレを修正する
●調査結果のまとめと現状の整理
- よいところ、悪いところ、強い点、弱い点をそれぞれ整理して表にまとめます。
- それらが、競合の激化や商圏の縮小など、主に外的要因なのか、 それとも業種業態揃えや魅力づくりなど、主に内的要因なのかに分類します。
- どの部分が一番あてはまる要素が多いかによって、活性化に向けた対策の方向性を探ります。
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対策の方向性には大きく分けて2つの種類があります。
- オフェンス(積極的)対策→強みを活かして、より強化する戦略
- ディフェンス(防衛的)対策→弱みを補強改善したり、商業以外の活性化対策を見つける戦略
下表は「強み」と「弱み」を簡単に整理するための一例です
- あてはまるところにチェックを入れてみましょう。
- どの部分が一番多いですか? 多いところが、まちの抱える問題の特質です。
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- 調査結果を事業実施に生かす
- 評価が甘すぎたり厳しすぎたりしないよう、調査の結果に基づいて公正な判断を行う。
- 結果を出す際には、まちの商業者や生活者、専門家など、他の人の意見も参考にする。