トップページ 平成15年度 実践行動マニュアル

I−7.エリア性格分析、業種・業態調査


中心市街地の店舗構成やその分布の動向を知っていますか?

〜商業を始めとする街の構成要素を、常に把握しておくことが重要です〜


 中心市街地の商業の特質を知る

●業種業態とは何か

業種とは食料品店、衣料品店、家具店などといった商品による分類をさします。
業態とは営業形態による分類で、事業分野による大きな分け方と、提供方法による細かな分け方があります。

下記の事例は提供方法による業態分類です。

  1. 物販(小売)店、飲食店、サービス業、アミューズメントなどの大きな分け方
  2. スーパーマーケット(セルフサービス)、専門店(対面サービス)、百貨店、ディスカウント店(低価格提供)、またフ ァーストフード(セルフサービス)、レストラン(テーブルサービス)、居酒屋(夜型飲食)といった細かい分け方もあ ります。
    ※近年は他業種の商品も扱う「スクランブル化」や、異なる業態を合体させた「複合業態」が増えています。

●業種業態構成を詳しく把握する

  • a. あなたのまちには、どんな業種・業態のお店が、どこに何軒ありますか?
    b. どの分野が充実していて、どの分野が不足していますか?(業種業態のチェック)
  • 集客の核となっているお店(核店舗)や機能(核機能)はどれですか?(核機能のチェック)
  • 新しい業種や業態のお店や施設がありますか?その評判はどうですか?(新規出店等のチェック)
  • お店以外にどんな施設や付帯機能がありますか?(商業機能以外の集客機能チェック)
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● 調査の目的

  • 現状の業種業態の分布状況を知ることで、実質的な中心地がどこなのかを確認する→中心性の確認
  • 業種業態が消費者ニーズに合っているかを検証する→消費者ニーズとのすり合わせ
  • 不足業種業態がないか等、新規導入や既存店の事業転換は可能かを検討する→時代への対応の確認
  • 業種業態分布からゾーン毎の特性を探り、特徴的なゾーンがないか整理する→地区特性の把握

●調査の方法

  1. 住宅地図等を持って実際に街を歩き、1店舗ずつ調べて地図に業種別に色分けしてみる。
  2. 色分けできたら、同じ色の集合・分散、極端に多い又は少ないのは何かなど、特徴を調べる。

【O市の事例】
  • 百貨店、GMS(総合スーパー)、ファッション、実用衣料品、食料品、飲食店、ホテル、アミューズメント などに分類し、空店舗も加えてプロットします。
  • 事例では、核店舗として地方百貨店とGMSが立地し、比較的ファッションの立地が多いゾーンや飲食 店やホテルの集積するゾーンが見られます。
  • また、駅前のメインストリートに比較的大きな空店舗や空地があります、地域のニーズに応える商業 等、新たな集客機能の立地促進が期待されます。
O市の事例

  • 業種業態分類と同時に、ファミリー向け/高齢者向けといったターゲット特性、高感度な店/感度の低い店など の感覚特性を併せて整理してみます。
  • 分け方の基準がわからない場合は、写真を撮って小売業のプロや若い人に聞いてみます。そして自分自身の判 断基準として使えるように、十分に理解・納得するまで色々な店や写真を見て勉強してみましょう。
  • 業種業態によるゾーン分けのほかに、ターゲットによるゾーンを分けてみましょう。
  • 業種業態別、ターゲット別に写真や特徴を書いた資料をつくって保存し、定期的に更新します。

調査結果を読む


注意点
  • 業種業態の集積状況の特徴(ゾーン)を把握する
  1. 特徴的なゾーンを把握し、そのゾーンを強化する方策を考える。
  2. 集客しているゾーンはどこか、又、商業以外の集客機能の立地も把握しておくことが必要である。
  3. 今後新たな商業や集客機能を導入する場合、どのエリアでどのような施設が効果的かを考える。
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