トップページ 平成15年度 実践行動マニュアル

I−9.売上、魅力度等の状況分析


中心市街地の状態は、間違いなく把握できていますか?

〜繁盛している店舗や空き店舗の状況などは、常に把握しておきましょう〜


 街の魅力を知る

●なぜ店舗状況を常に把握することが必要なのか?

気が付かない内に病気が進んでしまっては大変です。常に中心市街地の健康状態の把握をしておきましょう。売れている店や売上不振店、そして空き店舗の状況は常に把握していないと、的確な具体策をとることが出来ません。力のある店舗の集積を形成し、商業活性化地区全体の魅力を高めていくためには、この把握が不可欠です。

●欠かせない商業者同士や関係者の協力関係づくり

  • 個々の店舗の現状(経営状況、顧客等)を客観的に把握していますか?(自己診断等のチェック)
  • 商業者等に活性化事業に対する理解と協力を得られていますか?(合意形成度のチェック)
  • 商業者同士が話し合う場と機会を積極的につくっていますか?(積極性のチェック)
  1. 「街」や商店街の問題などを、みんなで共有し、問題意識を持っていますか?
  2. 「街」の商業者同士の連携や協力体制は十分ですか?
  3. 建設的な意見を交わらせる雰囲気が整っていますか?
    ※「街」の人や商業者の方々だけでなく、一般の人々や外部の人の意見も聞いてみましょう。
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● 調査の目的

  • 空き店舗の実態を把握して対策を練る→空き店舗対策の基礎資料
  • 経営状態やお客様からの評価・支持を、個店別に調査・把握する→商業集積全体のポテンシャルの確認
  1. 売上不振店や評価・支持の低い店に対しては、クリニック(診断)を行い指導する。
  2. 診断の結果、既存店舗の業種業態転換の促進など、活性化への対策を練る。
  • 繁盛店を増やし、不振店を改善するといった処方箋づくりのための基礎資料とする。

●主な調査・分析作業

  1. 個店別の売上動向やお客様の評判を調べ、業種業態別に整理して傾向を把握する。
  2. 各業種業態別に売れている理由と売れない理由を調べて改善策を考え、情報を開示・共有する。
  3. 空き店舗に関する主な調査項目は以下の通りである。
    1. 立地(所在地、周囲の環境、見通し、人通り、隣り合う店、近くにある施設など)
    2. 規模(敷地面積、建物がある場合は延べ床面積、売場面積)
    3. 環境・設備(既存内外装の状態、給排水、配電、配管、駐車・駐輪スペースなど)
    4. 契約条件(賃料、契約期間、所有者の意向)
  4. 既存店舗に関する主な調査項目は以下の通りである。
    1. 現在の売上と過去数年間の推移
    2. 売れ筋商品と不振商品の傾向
    3. その店の客層と買い物動向(来店時期・時間、購買頻度、購買金額など)
    4. 店舗環境や設備などの状態(建築設備面と、清掃・BGM・維持管理などの運営面)
    5. 人的サービス(接客態度、商品知識など)
    6. お客様の評価・評判
    7. 商品計画と価格設定(買い付け、仕入れと値入れ)
    8. コスト管理と在庫管理
    9. 現在の資金計画・運営計画
    10. 将来の計画(後継者の有無・代替わりによる業種業態転換の可能性など)
  • 調査は共通レジ(POS)など導入して電子化すれば、かなり精密に行えます。
    POS導入が無理な場合は、アンケートや聞き取り調査などでも把握が可能です。
  • 商業集積全体の売上や集客が低下していても、個店別では好調な店舗があります。その良い点を活用し、まち全体の活性化につなげましょう。

調査結果を読む


注意点
  • 商業者等関係者の協力体制をつくる
    調査や活性化事業に対する協力は、活性化への気運の盛り上げ等に対しても必要である
  • 活性化への近道を知る
  1. 評判の良い店舗を評価し、引き上げることで集積づくりの基礎をつくる。
  2. 評判の良い店舗を中心に、活性化計画を構築する。
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