-目指す将来像の実現へ向けた戦術を練る-
<実現・継続可能なプランの検証>
“夢だけを見ていませんか?”
III-1.具体的戦術を進めるにあたって
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A. |
個々の店舗が、より消費者から支持される店となること。
“やる気、元気、気くばりが個店を強くする” |
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B. |
空き店舗や弱い店舗は街全体に悪影響を与える、店舗の新陳代謝を図り、強い店の集積をめざす。
“やる気、元気、気くばりが個店を強くする” |
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C. |
地権者や建物所有者の協力を得られること。
“関係者の合意形成・共通意識” |
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D. |
採算性を見極めること
。
“破綻を招かない事業計画” |

●事業推進に関して
- 事業をとりまく環境は常に変化している。事業性を見誤らないために、現状分析や計画の検証について繰り返し行い、事業の実現性や持続性を高めていく。
- 事業の実現性は、採算性とそれを実現するための実施体制。計画時から充分に検討・準備しておく。
- 地域活性化事業組織や地元商業者が一丸となって協力体制をつくり、事業の円滑な推進に取り組む。そのためには、各自の当事者意識と責任感が不可欠。

●個店の健康状態を常に把握し、病状に応じた対処を考える。
- 業界全体の状況、既存商店の実態を把握する。
- 好調の原因と不振の原因を探り、改善ポイントを見つける。
- 消費者に支持されない店舗は、地域全体へのマイナスイメージにつながる、消費者のニーズに応える商品構成、ディスプレイ、及び接客の向上を徹底する。

●空き店舗や弱い店舗は、他に悪影響を及ぼすため、早急に対策を講じる必要 がある
- 現状の空き店舗の状況と、空き店舗になった原因を探る。
- 空き店舗が及ぼす問題について知り、まち全体で危機感を持ち、協力態勢を作る。
- 消費者の支持を失いつつある弱い店舗は、空店舗の増加につながる。前記既存店強化は空き店舗の予防策でもある。

●効果的に集積を促進する手立てとしての共同店舗
- 失敗しないために、調査に基づいた安全かつ柔軟な計画をたてる。
- 数値的裏付けのある客観的な説明資料を作成し、参加者の堅固な協力体制を作る。
- 特徴的な集積や、ワンストップ・ショッピング性、全天候対応機能を導入して、お客さまの利便性を高める。
- 共同での販売促進活動や店づくり研修により魅力を高め、効率的な経営を行う

●地域のニーズに即した業種業態構成を考える
- 効果的なテナントミックスによって、中心市街地商業の魅力、利便性、競争力を向上させる。
- 不足業種業態や強化業種業態を調べて、まちに必要な業種業態を探る。
- 地域で成立性のある業種業態に絞り込む。

●元気の良いテナントをリスト化して、積極的に出店を促す
- お客さまが満足し、生活利便性、文化性、快適性向上に役立つテナントの誘致を図る。
- まちに刺激と活気を与え、鮮度や話題性、中心性、回遊性を高めるようなテナント誘致を図る
- 競争が繁栄を呼び、共存につながる。同業種の業種調整はむやみに行わない。