トップページ 平成15年度 実践行動マニュアル

I−8.中心市街地における集客機能等の特性調査


どこが集客の核か、何が集客の理由なのかを理解していますか?

〜地域の集客機能を充分に把握し、更なる強化を考えましょう〜


 中心市街地の集客機能について知る

●核店舗とは何か、集客機能とは何か?

中心市街地商業集積の域内にあって、その集客力で地域に貢献している店舗を、中心市街地の核店舗とします。地区全体の商圏は、核となっている店舗や施設の内容に大きく左右されます。また、大型店が核になる場合が多いため(大型核店舗)、地区内の大型店の状況は常に把握しておく必要があります。そして、核店舗は個店と競合するだけでなく、まちに人を集める集客装置の役割を果しているため、共存共栄を目指します。ただし、商業以外の機能が集客機能となることもあります。
一方、大型核店舗の集客力にのみ頼るだけではなく、個店が自ら集客できる力を持たなければ、本来の相乗効果を発揮することはできません。したがって、個店及びその集積が自立した集客力を備えることこそが重要です。

●核店舗と中心市街地のかかわりを知る

  • あなたのまちには核店舗がありますか?
  1. それはどんな業種業態のお店ですか?
  2. そのお店は好調でしょうか、不振でしょうか?
  3. 好調/不振の理由は何ですか?
  • 核店舗と個店が一緒に元気になれる方法がありますか?
  1. 核店舗を元気にする方法は何でしょう?
  2. 個店がともに元気になる方法は何でしょう?
  • 大型核店舗が閉店・撤退した場合でも自立した商業集積として集客できますか?
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● 調査の目的

  • 核店舗が中心市街地に対してどんな影響をもっているか検討する
  • 大型店などの明確な核がない場合は、何が核になりうるのかを検討する
  • 核店舗と商業集積の連携方法等、共存共栄のあり方を検討する

●大型核店舗の特性

  1. 大型核店舗の業態や性質によって、まち全体のイメージが高まったり、魅力が上がったり、商業集積全体の集客や売上が増加するなど、多大な相乗効果を生む場合がある。
  2. 業態ごとに、店の健全経営に必要な商圏規模・予測売上額などの成立条件を持っている。
  3. 成立条件や商圏の生活者特性・ニーズ等に合わない業態の店舗は、大型店といっても十分に核機能を果たすことは 困難です。それどころか、大型核店舗が業績不振に陥って閉店・撤退したりすると、まち全体に大きなダメージを与えてしまいます。
  • 大型核店舗の力で商圏を拡大しようと考えたり、集客を頼ったりしていませんか?(大型店だけに依存しない)
  • 現在大型核店舗がある場合、その店は地域の生活特性やニーズに合っていますか?
  • 中心市街地商業集積は、大型核店舗の客層や特性と合っていますか?
 
【代表的な大型店と、その成立条件】
業 態 成立立地 成立商圏規模 標準的規模
(売場面積)
百貨店/ファッションビル/駅ビル
  • 中〜大都市の駅前
  • 中心市街地(繁華街)
商圏人口30万人以上
(大規模店は100万人以上)
10,000〜30,000m2
GMS(総合量販店)
  • 中都市の駅前
  • 繁華街
  • 郊外、住宅地
商圏人口10万人以上 10,000〜15,000m2
スーパーマーケット
  • 中小都市の駅前
  • 地域の中心市街地
  • 郊外、住宅地
商圏人口3万人以上 900〜1,700m2
※数値はあくまでも標準的な目安であり、企業により異なります

調査結果を読む


注意点
  • 自らの力・魅力を知る
    大型店に頼らない、現在の個店集積の集客力と販売力を常にチェックする。
  • 集客力のあり方を探る
    中心市街地の大型店も郊外SC等との厳しい競争のなかにある。このようななかで、中心市街地が総合的に集客力を向上させていくためには、幅広く集客機能をとらえる必要がある。
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