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測定計測

「着底判断」、「混合判断」を、工事中にリアルタイムに計測を行うことが可能となるシステムの開発

佐賀県

株式会社ワイビーエム

2020年3月20日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 地盤改良工事での安心安全な改良杭施工のための比抵抗計測技術を用いた着底・混合判断システムの研究開発
基盤技術分野 測定計測
対象となる産業分野 産業機械、建築物・構造物
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(既存機能の性能向上)、高性能化(信頼性・安全性向上)、高性能化(精度向上)
キーワード 地盤改良工事、着底判断、混合判断、データ伝送
事業化状況 研究実施中
事業実施年度 平成28年度~平成30年度

プロジェクトの詳細

事業概要

地盤改良工事での改良杭の着底・混合を判断するために、共回り防止翼に設置した電位・電流電極で比抵抗を計測し、計測したデータを地上に伝送し、施工管理装置で表示・解析する。同システムを伴う改良翼による最初の掘削で、地盤の比抵抗を計測して杭が支持層に到達したことを確認し、同翼の引抜に伴う改良翼の施工時にも、杭の中の比抵抗を計測しセメントと土が混合したことを確認するシステムを開発する。

開発した技術のポイント

比抵抗計測ユニットを組み込んだ地盤改良翼で、地盤改良試験中の着底判断用および混合判断用の比抵抗の計測を行うことが可能となった。

具体的な成果

比抵抗計測ユニットの開発
‐地盤改良翼内に比抵抗計測のためのシステムを内蔵し、比抵抗計測を行うことが可能となったデータ伝送技術の開発 
‐地盤改良翼から地上の受信装置へデータ伝送するためのシステムを開発した着底・混合判断技術の開発
‐着底・混合判断の指標となるシミュレーションや試験を行った。また、地盤改良試験で着底・混合判断用の比抵抗を計測を行った

比抵抗計測ユニットを組み込んだ供回り防止翼及び混合判断用の比抵抗測定結果_YBM
研究開発成果の利用シーン

地盤改良工事の際、計測した地盤、改良杭中の比抵抗データを地上にリアルタイムに伝送することで、地盤と改良杭の着底や混合の可視化を図ることが出来る。

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

事業化に向けて、追加の研究開発が必要になり、研究開発中。

提携可能な製品・サービス内容

製品製造、技術ライセンス

製品・サービスのPRポイント

地盤改良が支持層へ到達した「着底判断」とセメントと土の混合状態を確認する「混合判断」を、工事中にリアルタイムに計測・表示を行うことを実現

今後の実用化・事業化の見通し

データ送受信方法の再研究中。その後に、着底・混合判断の指標づくりのための研究も実施予定。

実用化・事業化にあたっての課題

地盤改良中のデータ送受信方法が確立出来なかったので、補完研究としてデータ送受信方法の再検討を行う必要あり。

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 株式会社ワイビーエム
事業管理機関 公益財団法人佐賀県地域産業支援センター
研究等実施機関 株式会社ワイシステムサポート
国立大学法人九州大学
国立大学法人佐賀大学

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 株式会社ワイビーエム(法人番号:6300001007578)
事業内容 精算用機械器具製造業
社員数 282 名
本社所在地 〒847-0031 佐賀県唐津市原1534番地
ホームページ https://www.ybm.jp/
連絡先窓口 技術開発部 大久保博晃
メールアドレス hookubo@ybm.jp
電話番号 0955-64-3881