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バイオ

脱カドミウムイカゴロ自動化装置の開発により、イカゴロの飼料化が可能に。水産養殖業に貢献!

北海道

環境創研株式会社

2020年4月13日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 発酵・競争吸着法による水産加工残渣(イカゴロ)の脱カドミウム飼料化技術の開発
基盤技術分野 バイオ
対象となる産業分野 環境・エネルギー、食品
産業分野でのニーズ対応 環境配慮
キーワード 重金属分離、水産廃棄物、飼料
事業化状況 事業化に成功し継続的な取引が続いている
事業実施年度 平成23年度~平成23年度

プロジェクトの詳細

事業概要

水産加工残渣(イカゴロ)を含んだ養魚用飼料は、栄養価の高さや摂餌の良さから、養殖業者より安定供給が求められている。イカゴロの飼料化には含有成分カドミウム除去が必須であるが、従来の脱CD技術は品質劣化・コスト高といった問題があり、実用化に至っていない。そこで、川下ニーズを満たす高品質・低コストの飼料原料を製造するため、新技術「発酵・競争吸着法」を用いたイカゴロの脱CD技術を開発する。

開発した技術のポイント

脱カドミウム技術(競争吸着法)を用い、水産廃棄物であるイカゴロを養殖魚用飼料の原料しての高度利用を目指す
(新技術)
脱カドミウム技術を開発するだけでなく、自動で除去、飼料化する装置を開発する
(新技術の特徴)
今まで養殖魚用飼料として使用不可能であったイカゴロが飼料として利用可能となり、養殖業者の経済的負担が減少する

具体的な成果

・イカゴロの溶解条件の決定
‐イカゴロを溶解槽で加温し発酵・自己消化によってスラリー状に(液状化)する最適条件を決定した
・混雑物濾過速度の決定
‐イカゴロ溶解物の濾過速度予測のために、実際に用いるフィルターの濾過抵抗係数と混雑部の濾過比抵抗を決定した
・溶解自動化装置・脱カドミウム装置の設計・試作
‐イカゴロの溶解を自動で行う装置を設計・試作を行った
‐自動で脱カドミウムを行う装置の設計・試作を行った

研究開発成果の利用シーン

・イカゴロの溶解自動化装置・脱カドミウム装置
・脱カドミウムイカゴロ(養殖魚用飼料)
・食品からの重金属分離

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

・飼料会社に脱カドミウムイカゴロ飼料のサンプルを出荷した
・その良好な評価結果から、早く販売を開始してほしいとの要望があり、これを受けて平成25年、青森県八戸市内において環境創研株式会社が脱カドミウムイカゴロプラントを建設した
・現在,宮城県気仙沼市に於いて,三陸飼料㈱がイカ内臓カドミウム分離装置を設置中。

提携可能な製品・サービス内容

設計・製作、共同研究・共同開発、技術ライセンス、技術コンサルティング

製品・サービスのPRポイント

・安価な養殖魚用飼料を提供可能
‐水産廃棄物であるイカゴロを加工することにより、従来飼料として用いられているフィッシュミール等と比較し、安価な飼料が提供可能となる
・摂食性が向上、高成長を誘導
‐真鯛を対象とした給餌試験を行い、目標である摂餌量10%、成長率5%以上の向上を大きく上回る効果を確認した
‐ウナギで試験を行った際、イカゴロを5割以上含む餌でも通常餌と同等あるいはそれ以上の成長が期待できた
・3つの工程(溶解、混雑物除去、脱カドミウム)の全自動運転が可能
‐眼球・嘴及び未消化胃内容物等の除去を1台で兼用するため、少スペースでも使用可能である

今後の実用化・事業化の見通し

・今後は、販売単価及び処理コスト施設の償却及び輸送コストについて検証を行い、事業採算性をとるための販売単価及び処理コストの設定を検討し、補助金・交付金などを利用してイカゴロを20トン/日処理する施設を建設、事業化に繋げたい
・一般に広く普及している飼料への添加を考慮すると、同資材の乾燥化法の開発を行い、乾燥後の機能性保持について確認する必要があるが、実現すれば養殖魚用飼料の機能性添加剤として広く普及することが予測される
・㈱ダイニチとホタテ貝加工残さからカドミウムを分離し養殖魚用飼料として利用する試験を2020年度に開始予定であり,イカの不漁による原料不足の解消を行いたい。

プロジェクトの実施体制

サポイン事業者 環境創研株式会社
事業管理機関 一般財団法人函館国際水産・海洋都市推進機構
研究等実施機関 環境創研株式会社
国立大学法人北海道大学 大学院水産科学研究院
湯浅商事株式会社
株式会社メデック
国立大学法人愛媛大学

サポイン事業者 企業情報

企業名 環境創研株式会社(法人番号:3440001006800)
事業内容 不要物除去受託、コンサルタント、各種分析
社員数 4 名
本社所在地 〒041-1111 北海道亀田郡七飯町本町2丁目29番1号
ホームページ http://www.kansoken.co.jp/index.html
連絡先窓口 代表取締役 川辺雅生
メールアドレス kkkmmm@kansoken.co.jp
電話番号 0138-27-5202