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精密加工

三技一体が可能にした患者個々に最適なインプラント

岡山県

ナカシマプロペラ株式会社

2020年3月19日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 三技一体化加工による医療用インプラントのオーダーメイド化技術の開発
基盤技術分野 精密加工
事業実施年度 平成18年度~平成20年度

プロジェクトの詳細

事業概要

将来、医療用インプラントは自己骨の極力温存・早期回復・機能完全回復・長寿命化を実現する必要がある。これらに対応する為に自発的骨生成を促す複雑3次元構造を持つ高機能インプラントをレーザ積層加工/切削加工/ウォータジェット研磨からなる三技一体化加工により短納期で作製し、患者個々に対して低コストな完全オーダーメイド化インプラントを提供する

開発した技術のポイント

材料への骨組織親和性(骨伝導能)を付与する技術、個々の骨格形状にあった骨温存型インプラントの設計・製造技術、摺動部材料を高精度に加工する基盤技術を確立した。
確立した基盤技術をもとに低コストの試作品(オーダーメイドインプラント)を製作することに成功した。
(新技術)
<開発目標>
・材料への骨組織親和性(骨伝導能)を付与する技術の開発
・個々の骨格形状にあった骨温存型インプラントの設計・製造技術の開発
・摺動部材料を高精度に加工する技術の開発

具体的な成果

・空間デザイン(溝加工)と熱処理のみでチタン合金に自発的なアパタイト形成能(骨伝導能)を発現(GRAPE TechnologyR)
・個々の骨格形状にあった骨温存型インプラントを低コストに製造可能な“電子ビーム積層造形装置”の最適運転条件を確立
・チタン合金粉末の調整にプレミックスアトマイズ法を採用することで、原材料費を30%削減
・ウォータージェットにより人工股関節や人工膝関節の摺動面を高精度に研磨する技術を確立

知財出願や広報活動等の状況

特許出願数:1件
本事業で開発した医療機器のものづくりに関連する基盤技術は、知的財産保護の観点から特許出願は行わずノウハウとして蓄積されている。論文数:32件

実用化・事業化の状況

今後の実用化・事業化の見通し

・現在、事業化に向けて生産システムを構築するための技術開発を行っている。一方、薬事法下における医療機器製造販売承認に向けた生物学的安全性試験や探索的臨床研究に向けての準備を行っている。
・厚生労働省への承認申請に向けたデータを蓄積し、それらのデータをもとに医療機器製造販売承認申請を行う。審査を経て承認取得後販売を開始する。

実用化・事業化にあたっての課題

短期間で実用化するための研究体制の強化と臨床研究体制の整備を行い、薬事法下における医療機器製造販売承認に向けた生物学的安全性試験や探索的臨床研究を行う必要がある。

プロジェクトの実施体制

サポイン事業者 ナカシマプロペラ株式会社
事業管理機関 公益財団法人岡山県産業振興財団
研究等実施機関 株式会社興和製作所
国立大学法人東京大学
国立大学法人岡山大学
国立研究開発法人産業技術総合研究所
アドバイザー 東邦大学医学部主任教授 勝呂徹、大阪大学工学研究科教授 中野貴由、大阪大学医学系研究科講師 村瀬剛、独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員 岡崎義光

サポイン事業者 企業情報

企業名 ナカシマプロペラ株式会社
本社所在地 〒709-0625 岡山県岡山市上道北方688-1