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研究開発された技術紹介

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精密加工

環境・医療・エネルギー技術を支える次世代金型技術

神奈川県

不二越冶金工業株式会社

2020年3月23日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 ガラス等の最先端材料用次世代超精密金型の高精度・高能率加工・計測システムの開発
基盤技術分野 精密加工
事業実施年度 平成18年度~平成20年度

プロジェクトの詳細

事業概要

デジタル情報家電に加え自動車センシングシステム、医療用デバイス等に対しても、光学特性、高温強度、耐候性が優れた光学ガラスやガラス状金属等の最先端材料の次世代超精密非球面光学素子の開発が要求されている。これらを実用化するため、新型機上測定機、円振動マイクロ研磨システム、リニア駆動超精密加工機械、マイクロフライス工具、超精密金型用コーティング技術の開発を行い、医療用バイオ技術素子等への応用を検討する

開発した技術のポイント

コーティング技術を取り入れたガラスレンズ金型やマイクロチャンネルなどの試作品についてのユーザーからの良好な評価を得ることができ、事業化の展望を既に得ており、マイクロフライス工具は既に販売されている。機上測定システム、マイクロ研磨システム、リニア駆動超精密加工テーブルに対する工作機械メーカー等の関心は極めて高く、一部は販売を始めている。

知財出願や広報活動等の状況

特許出願数:4件、論文数:1件

実用化・事業化の状況

今後の実用化・事業化の見通し

現在の景気の低迷が解消される頃には以下の売上げが期待される。
1.新型機上測定システム:0.3億円/年
2.円振動マイクロ研磨システム:1億円/年
3.リニア駆動超精密加工装置:0.1億円/年
4.マイクロフライス工具:0.5億円/年
5.超精密金型用コーティング:0.3億円/年
6.マイクロチャンネル等の医用バイオ技術:0.04億円/年

実用化・事業化にあたっての課題

本プロジェクトにおいて、提案要素技術の研究開発は予定以上の成果が得られ、機能検証サンプルの試作と評価まで十分に出来たといえる。しかし本当の意味での実用化には、商品レベルの開発、様々な実デバイスへの搭載の検討が不可欠であり、今後はそれらについて各メンバー間で相互に連携しながら川下メーカーへの導入を進めていく。また、デジタル家電用光学デバイスのみならず、医療デバイス、半導体デバイス、車載用デバイス、ソーラデバイスなど、より微細なコンポネントを有するデバイスへの展開も進めるため、各要素技術(微細工具、振動研磨素子、非接触機上測定、微細転写技術など)の更なる進化のためのR&Dを合わせて進める。

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 不二越冶金工業株式会社
事業管理機関 株式会社長津製作所
研究等実施機関 国立大学法人東京大学
国立大学法人神戸大学
国立研究開発法人理化学研究所
日進工具株式会社
株式会社ナノコントロール
協伸産業株式会社
株式会社長津製作所
公益財団法人かわさき新産業創造センター
アドバイザー 松下電器産業株式会社、日新電機株式会社、東芝機械株式会社、新日鉄マテリアルズ株式会社、株式会社ソディック

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 不二越冶金工業株式会社
本社所在地 神奈川県