機械制御
小型軽量の回転ケーブルレス型自動溶接機により、建設現場の生産性向上、負担軽減に貢献!
東京都
株式会社カットランドジャパン
2020年4月8日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 独創的歯車機構をコアとする「軽量・コンパクトな回転ケーブレス型円周自動溶接装置」の開発・製造 |
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基盤技術分野 | 機械制御 |
対象となる産業分野 | 産業機械 |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加) |
キーワード | 歯車機構、回転ケーブルレス、溶接装置 |
事業化状況 | 研究実施中 |
事業実施年度 | 平成28年度~平成30年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
屋外プラント建設、配管設置現場で大口径のパイプを溶接する際、現在、多くのユーザが利用する「パイプ自動溶接装置」は、パイプをエンドレスで円周溶接できず、また、その重量から多大な作業負担を強いられている。ここに、画期的なメカ機構、溶接ヘッド制御を具備し、飛躍的な小型化、軽量化を実現した、圧倒的に競争力のある「回転ケーブルレス型自動溶接機」を開発し、建設現場の生産性向上、負担軽減に貢献する
開発した技術のポイント
「回転ケーブルレス型円周自動溶接装置」の小型化、軽量化に取り組んだ
・溶接装置は独創的な歯車制御機構を持つ
・小型化・軽量化により据付作業等の負担が軽減される
・ACサーボモーター電動、制御ブログラム実装による高精度なギヤ駆動を実現
具体的な成果
・独創的な設計技法による「レール機構」の完成
‐円周形の「レール機構」は、半分割にして、溶接対象の鋼管に⾃由に着脱可能でありながら、ケーブルレスで電源供給、アルゴンガス供給できる画期的なメカ機構を完成させた
・駆動部における「遊星⻭⾞機構」の⼩型化に成功
‐駆動部とは、ACモーターのトルクから、溶接装置が鋼管を周回したり、装置の先にある溶接ヘッドの3次元溶接動作を制御するもの。この⼩型化に成功した
・制御ボックス・制御プログラムの完成
‐溶接装置・ヘッドの動作の制御や溶接電源装置からの供給電源の制御をタッチパネルで操作可能な「制御ボックス」を完成させた
知財出願や広報活動等の状況
特許出願
・「軽量コンパクトな溶接トーチ移動機構及びこれを具えた溶接装置」など3件を出願
研究開発成果の利用シーン
工事現場で大口径のパイプを溶接する際にケーブルレスの小型自動溶接機を使用する
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
平成30年4月25日~28日の「2018国際ウェルディングショー」に今回の研究成果で試作品展示を行い、多数の国内外の鋼管溶接メーカーの専門家、技術者がこの試作品のケーブルレスの自動溶接装置について、多数の問い合わせをいただいた
提携可能な製品・サービス内容
設計・製作、製品製造、共同研究・共同開発
製品・サービスのPRポイント
・世界で初めて、円筒型鋼管の円周をエンドレスで回転し、ケーブルレスで⾃動溶接を可能とするメカ機構を独⾃の⻭⾞設計、機械加⼯により完成させた
・従来のアルゴンガス供給管、電源供給線をなくし、総重量19.6㎏と軽量化を実現
‐これにより、従来発生していた、ケーブルの巻き上げ作業の解消と小型化による作業負担の軽減化が図れることとなり、作業現場における溶接時間の短縮、生産性向上が可能になる
今後の実用化・事業化の見通し
今後は、本装置の取り扱いを希望する商社やメーカーとの協議を進めて、サンプル出荷を行い、それら実績をふまえて、量産化対応を目指していきたい
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社カットランドジャパン |
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事業管理機関 | 株式会社キャンパスクリエイト |
研究等実施機関 | ユタカ精工株式会社 萌星エンジニアリング株式会社 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社カットランドジャパン(法人番号:4010801018145) |
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事業内容 | 省力化機器の設計及び製作 |
社員数 | 4 名 |
本社所在地 | 〒144-0056 東京都大田区西六郷2-38-6 |
ホームページ | http://www.cutlandjapan.co.jp/ |
連絡先窓口 | 森 健一 |
メールアドレス | info@cutlandjapan.co.jp |
電話番号 | 03-6424-9684 |
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