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バイオ

乳酸菌発酵を利用した植物成分を原料とする抗ストレス食品素材

埼玉県

株式会社光英科学研究所

2020年4月20日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 複合乳酸菌発酵法を利用した大豆を原料とする抗ストレス食品素材の開発
基盤技術分野 バイオ
対象となる産業分野 医療・健康・介護、食品
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)
キーワード 発酵、機能性食品
事業化状況 研究実施中
事業実施年度 平成26年度~平成28年度

プロジェクトの詳細

事業概要

複合乳酸菌発酵技術により発酵させた大豆成分中に、抗ストレス作用が期待されている「ステリルグルコシド(SG)」近似成分の存在が確認されている。本事業では、その分子種を特定すると共に、その成分を効率よく発酵精製する技術を開発し、食品素材として普及させることを目的とする

開発した技術のポイント

大豆等の植物成分を乳酸菌発酵させることによって化学合成を使用しない新たな生産法を確立し、SGを食品素材として大量生産する
(新技術)
大豆等の植物成分を乳酸菌発酵させる新たな生産法であり、SGを食品素材として大量生産するシステム
(新技術の特徴)
発酵物に含まれるSGの量を発酵前の3倍以上に増加させ、抗ストレス食品素材として実用化が期待できる

具体的な成果

・複合乳酸菌発酵法を用いた発酵により、発酵物に含まれるSG含有量を発酵前の3倍以上(1mg/g)に増加させることに成功した
・発酵装置にスプレードライヤーを導入し、安価にSG含有乳酸菌発酵物の粉末サンプルを製造できるシステムを確立した
・二段階発酵システムにより、従来のSG生産法と比べ生産プロセスがシンプルで安全性が高く、低コストで生産可能な優れた生産方法の開発に成功し、特許出願も行った

知財出願や広報活動等の状況

製法特許出願 審査請求中

研究開発成果の利用シーン

SG含有乳酸菌発酵物粉末を用いた抗ストレス素材
・従来のSG生産法と比べ生産プロセスがシンプルで安全性が高く、低コストで生産可能な優れた生産方法
・乳酸菌と酵母の複合培養ノウハウによる委託生産

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

抗ストレス効果からさらに発展させた具体的な機能(肌保湿・腸内環境改善)の検証を続けている

提携可能な製品・サービス内容

製品製造

製品・サービスのPRポイント

発酵物に含まれるSG含有量は発酵前の3倍以上(1mg/g)
・開発した二段階発酵システムについて特許出願
・安価なSG含有乳酸菌発酵物の粉末サンプル
・ラットを用いた90日間反復投与毒性試験により食品としての安全性を確認(実施機関:薬物安全性試験センター)

今後の実用化・事業化の見通し

・既に消費者と接点を持つ企業を販売活動の主体としながら、全国調剤薬局を軸に消費者との対面の場を多く設けて、初期拡販活動を実施する
・必要となる科学的データに基づく販促ツールや新製品の作成・開発協力を行うほか、乳酸菌発酵によるSGの効果効能を普及するための啓発活動を行っていく

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 株式会社米英科学研究所
事業管理機関 公益財団法人埼玉県産業振興公社
研究等実施機関 株式会社光英科学研究所
国立大学法人お茶の水女子大学
公益財団法人埼玉県産業振興公社

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 株式会社光英科学研究所(法人番号:5030001047322)
事業内容 乳酸菌発酵を利用した健康食品素材の研究・製造販売
社員数 15 名
本社所在地 〒351-0115 埼玉県和光市新倉5-1-25
ホームページ https://koei-science.com/
連絡先窓口 小野寺洋子
メールアドレス btob@koei-science.com
電話番号 048-467-3345