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情報処理

環境制御アルゴリズムのデータベース化によるストレス負荷栽培技術の研究開発

滋賀県

ツジコー株式会社

2020年4月12日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 植物由来の機能性成分生成に利用するストレス負荷型装置のデータベース化の研究開発
基盤技術分野 情報処理
対象となる産業分野 医療・健康・介護、環境・エネルギー、農業、食品
産業分野でのニーズ対応 高性能化(既存機能の性能向上)、低コスト化
キーワード 植物工場、ストレス負荷栽培、殺菌粉末、スマート農業
事業化状況 事業化に成功し継続的な取引が続いている
事業実施年度 平成23年度~平成24年度

プロジェクトの詳細

事業概要

有益な天然機能性成分を植物に生成させるストレス負荷型植物栽培装置に組み込む環境制御アルゴリズムのデータベース化手法を研究開発する。植物の生育を早める好適環境と機能性成分を増加生成させるストレス環境を人工的に作り出す環境制御アルゴリズムをデータベース化することになる。生成された植物本来の天然素材から機能性食品・サプリメント・化粧品素材の試作、さらに機能解析と安全性評価をおこなう

開発した技術のポイント

植物の育成を早める好適環境と有益な機能性成分を高含有化させるストレス環境を人工的に作り出す環境制御アルゴリズムのデータベース化を行う
(新技術)
植物が本来もつ有益な機能性成分を高含有化させるストレス負荷型環境制御技術を開発する
(新技術の特徴)
人工植物栽培による天然機能性成分の濃縮、抽出の生産性向上に寄与する

具体的な成果

・植物のストレス負荷型栽培制御装置の環境制御システムと画像処理システムの構築
-中小から大規模に至る植物工場を自動で制御する手法を確立した
-植物の高機能化栽培技術と収穫時期の判断が可能であり、従来の煩雑な手続きを簡便化した
・ストレス負荷型栽培装置による植物育成と育成した植物の機能性成分評価、ストレスと機能性との相関の確認
-植物の機能性成分における予防医学的効果を評価した
-機能性成分とストレス因子との相関性を明確化した

機能性野菜アイスプラントの人工栽培事例
ストレス負荷型栽培装置システム構成
知財出願や広報活動等の状況

●特願第5590429号及び特許第5648880号の 「アイスプラント由来の機能性素材の製法技術と機能 性成分」の二件の登録済み
同内容にて、2014年1月に国際特許として、中国に登録済み
●特願2013-050733 「塩生植物から脱塩された糖アルコール濃縮抽出物を得る方法」は、国内登録済み
●2014年2月 「植物ストレス負荷栽培技術」 関西ものづくり新撰2014選出 近畿経済産業局
●2014年2月 「植物ストレス負荷栽培技術」 しがぎん野の花賞受賞 株式会社滋賀銀行
●2019年1月 「食品向けのナチュラルな青い殺菌粉末原料」 関西ものづくり新撰2019選出 近畿経済産業局
●2019年1月 地域未来牽引企業 経済産業省
●2019年2月 「オーガニックカラーズ」 しがぎん野の花賞受賞 株式会社滋賀銀行

研究開発成果の利用シーン

・健康や美容に有益な植物が本来もつ天然の機能性成分を濃縮、抽出し、それらの原料を利用した健康食品、化粧品原料
・薬草栽培による、漢方原料の無農薬での安定供給

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

・ストレス負荷型栽培装置は、実用化段階に達しており、販売が可能である
・ストレス負荷で生成された植物の機能性成分の原料の提供だけではなく、二次加工品を自ら提供し、今後の事業化を図っていく
・アイスプラントの高機能化による高濃度ピニトールを含むグラシトールの販売を日本アドバンストアグリ社にて開始している
・環境制御技術を応用した人工苗栽培装置の開発を行い、製品化し販売を開始している

提携可能な製品・サービス内容

設計・製作、製品製造、技術ライセンス、技術コンサルティング

製品・サービスのPRポイント

・植物育成に最適な好適環境と機能性成分を高めるストレス環境を自動的に制御可能な人工栽培装置を活用することで、生産性を確保しつつ、高機能性成分を有する原料生産が可能
-栽培ノウハウをデータベース化することにより、成長速度、機能性成分含有量の高い再現性を実現した
-機能性成分を従来より増加させるストレスには、空気環境(室温、湿度、CO2濃度)、光環境(光強度、光周期、光質)、養液環境(EC.、pH、酸素濃度)などを時系列に制御する必要がある
-植物栽培をノウハウ化する自動制御により、栽培コストを低減した-植物工場生産のために、植物の無農薬栽培、安定供給が可能である
・植物由来の機能性成分を効率的に生成することにより、二次加工品事業者への安全安心な原料の提供が可能
-健康食品や化粧品の原料として利用できる

ストレス負荷栽培装置
今後の実用化・事業化の見通し

・二次加工業者へ植物由来の機能性天然成分素材を提供する
・より川下にまで踏み込むことによって、人々の健康と美容に貢献する天然成分を利用した健康食品、化粧品の提供を目標とする
・日本アドバンストアグリ社では、アイスプラントに含まれるピニトールを高含有に濃縮させた「グラシトール」を販売している
・ピニトールは、韓国では、血糖値改善(糖尿病予防)の健康強調表示を可能とする成分で、また、アメリカでは、PCOS不妊治療としても利用されている
・新しい高機能性植物を発掘し、さらに高機能素材の研究開発を進めていく

実用化・事業化にあたっての課題

・植物工場ブームが終息し、新しい市場への水平展開を進めなくてはいけない

事業化に向けた提携や連携の希望

・環境制御技術を応用した人工苗栽培装置の開発を行い、大手の苗生産会社と協業を進めている

プロジェクトの実施体制

サポイン事業者 ツジコー株式会社
株式会社日本ジー・アイ・ティー
事業管理機関 公益財団法人滋賀県産業支援プラザ
研究等実施機関 学校法人関西文理総合学園長浜バイオ大学
国立研究開発法人産業技術総合研究所
滋賀県東北部工業技術センター

サポイン事業者 企業情報

企業名 ツジコー株式会社(法人番号:9160001005164)
事業内容 照明器具の設計・生産・販売、植物工場システムの設計・生産・販売、メカトロ設計・組立、食品原料生産・販売
社員数 102 名
生産拠点 滋賀県
本社所在地 〒528-0057 滋賀県甲賀市水口町北脇 1750-1
ホームページ http://www.tsujiko.com
連絡先窓口 代表取締役 辻 昭久
メールアドレス inform@tsujiko.com
電話番号 0748-62-2233