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情報処理

AI活用型非接触排泄予測システムによって、排泄後処理などの業務負荷を低減させる

福井県

株式会社永和システムマネジメント

2025年1月24日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 要介護者のQOL向上と介護者の業務負担軽減を実現するAI活用型非接触排泄予測システムの研究開発
基盤技術分野 情報処理
対象となる産業分野 医療・健康・介護
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)
キーワード 排泄ケアの業務負担減
事業化状況 研究中止または停滞中
事業実施年度 令和2年度~令和4年度

プロジェクトの詳細

事業概要

AIを活用し、非接触で取得したバイタル情報から排泄タイミングを予測することで、昼夜問わず発生する排泄管理業務を軽減し、要介護者のQOL向上と介護者の働きやすい環境構築を実現する。

開発した技術のポイント

・排泄予測精度を保証するための利用条件の確立
-安静時の予測精度が50%を確保できた。
-予測手法について知財化ができた。(特許審査中)
・同時多接続/長時間利用を実現する技術の確立
-予測通知機器に3分以内で通知できるシステム構成ができた。
-運用ヒアリングから運用可能な通知デバイスを特定できた。
・介護現場からみた使用性の確保
-4ステップで利用開始できる手順書ができた。
-展示会に出展し、市場ニーズや販路開拓ができた。

具体的な成果

・排泄予測精度を保証するための利用条件の確立
-安静時の予測精度が50%得られた。
-同一属性で50%の予測精度が得られた。
・同時多接続/長時間利用を実現する技術の確立
-心拍数が1分以内で取得できるセンサーを特定した。
-負荷テストを実施し、35,000センサーで1分以内に予測を完了できた。
-モバイルデバイスは主に使用されていないことが判明したため、タブレットやディスプレイによる通知を採用。
-すべての通知機器に3分以内で通知できることを確認した。
・介護現場からみた使用性の確保
-クラウド環境上にシステムリソースを配置。
-4ステップの利用開始手順を構築し、介護施設での実施テストを行った。
-問題なく手順を完了できる手順書を作成した。

知財出願や広報活動等の状況

安静時に使用している2つのモデルを使った予測手法について、特許出願を行い、現在審査中。

研究開発成果の利用シーン

AI活用型非接触排泄予測システムによって、介護施設における排泄後処理などの業務負荷を低減させる。

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

現時点で、別の新規サービスの事業化が優先しており、停滞中である。

提携可能な製品・サービス内容

現在停滞中

製品・サービスのPRポイント

AI活用型非接触排泄予測システムによって、排泄後処理などの業務負荷を低減させ、要介護者のQOL向上と介護者の働きやすい環境構築を実現する。

今後の実用化・事業化の見通し

・プロトタイプ展示を行い、展示会に2回参加。テスト導入協力希望の介護事業社数10社(施設数82施設)とのコンタクトリストを作成。
・センサーメーカーから問い合わせを受け、実施テストやデータ取得に対して顧客を紹介してもらえるなど、協力関係を築くことができている。

実用化・事業化にあたっての課題

就寝時の排泄予測が想定通りに構築できていないため、予測精度をあげる必要がある。

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 株式会社永和システムマネジメント
事業管理機関 公益財団法人ふくい産業支援センター
研究等実施機関 国立大学法人福井大学
アドバイザー 大阪大学
社団法人わかたけ共済部

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 株式会社永和システムマネジメント(法人番号:6210001000410)
事業内容 ソフトウェアの受託開発
社員数 215 名
本社所在地 〒918-8231 福井県福井市問屋町3丁目111番地
連絡先窓口 医学教育支援室 羽根田洋
メールアドレス h-haneda@esm.co.jp
電話番号 0776-25-8488