複合・新機能材料
ジャカード織りとカラミ織りを融合させ、世界初の独自技術で織り込んだデザイン性と機能性に優れた発光織物
福井県
大喜株式会社
2021年2月15日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 特殊側面発光糸を製織できるジャカード織物製造システム、および癒しと安全の機能を提供可能な次世代自動車内装材用織物の研究開発 |
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基盤技術分野 | 複合・新機能材料 |
対象となる産業分野 | 自動車、スマート家電、エレクトロニクス、光学機器 |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加)、デザイン性・意匠性の向上 |
キーワード | 光ファイバー、特殊織物、省エネ、低電力 |
事業化状況 | 実用化間近 |
事業実施年度 | 平成29年度~令和1年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
合成樹脂繊維のジャカード織物に光ファイバーを混入して織り、従来の主な照明は、点や線での発光であったが、幅広く面で光らせ、昼は織物自身のデザインが表現され、夜には自由にデザインされた織物表面に見えている光ファイバー部分が光り出し、昼と違った幻想的な世界を創り出すことで、人々に癒し効果を与えたり、インジケーター的な使用により安全を提供したりする、照明機能を付加した光ファイバー新織物の研究開発した。
開発した技術のポイント
従来有していたジャカード織物に関する製造技術をベースに、特殊光ファイバーを織り込み、これまでの自動車内装材としては困難だった照明効果やインタラクティブ機能を付与した。
具体的な成果
・発光ジャカード織物の製造技術の開発
-ジャカード(合成繊維を用いた柄出し)織りと、絡み(カラミ)織りを融合させた、発光ジャカード織物の製造技術を開発
-発光ジャカード織物の品質検査技術を開発
・近未来的価値を提案する自動車内装材用織物の開発
-織物端面から複数色のLED光をプログラム入射することで、時々刻々とデザインが変わる「審美性を追求した織物」を開発
-LED光による多色発光を用い、彩のあるデザインとHMIのような使い方もできるサイン機能を組み合わせることで、 「感性と機能性の二面性をもつ新しい内装材用織物」を実現
知財出願や広報活動等の状況
人とくるまのテクノロジー展2018・2019 やアメリカのCES2019 展、2019 年福井ものづくり研究開発成果展等に出展。
研究開発成果の利用シーン
自動車内装材として、近未来の世界観を付与したり、従来ではドライバーへの警告として用いられていたLEDランプの代替により効果的なアラームを付与したりする。
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
試作については実績があるものの、量産化には依然として課題があるため、継続的に研究を実施。
提携可能な製品・サービス内容
設計・製作、製品製造、共同研究・共同開発
製品・サービスのPRポイント
織物表面を選択的にプログラム発光させることで、癒やしを与えるなどの感性的な効果や、視認性向上によるHMI(ヒューマンマシンインターフェース)などの機能が与えられるなど、これまでにない近未来的な新たな価値を提案する機能性織物を製造可能である。
今後の実用化・事業化の見通し
試作については実績があるものの、量産化には依然として課題があるため、継続的に研究を実施。
実用化・事業化にあたっての課題
特殊側面発光糸の耐熱性、織物の熱加工、光源製作、ファイバー端末処理
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 大喜株式会社 |
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事業管理機関 | 公益財団法人ふくい産業支援センター |
研究等実施機関 | 福井県工業技術センター |
アドバイザー | トヨタ紡織株式会社 TBカワシマ株式会社 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 大喜株式会社(法人番号:8210001007569) |
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事業内容 | 自動車内装材の製織、その他織物の製織・新規開発 |
社員数 | 30 名 |
本社所在地 | 〒910-0357 福井県坂井市丸岡町儀間16-18 |
ホームページ | daikiweb.com/ |
連絡先窓口 | 大喜株式会社 営業・開発 山崎泰弘 |
メールアドレス | y.yamazaki@daikiweb.com |
電話番号 | 0776-66-3200 |
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