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測定計測

X線CTによる非破壊検査の画像解析性能の向上と定量化

静岡県

株式会社ゾディアック

2023年2月12日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 航空宇宙分野セラミックマトリックス複合材料(CMC)の3次元配向分析技術開発による検査技術の確立
基盤技術分野 測定計測
対象となる産業分野 航空・宇宙、情報通信
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(信頼性・安全性向上)
キーワード 非破壊検査、境界分離、画像再構成、X線CT
事業化状況 事業化に成功し継続的な取引が続いている
事業実施年度 令和1年度~令和3年度

プロジェクトの詳細

事業概要

航空業界で「夢の素材」とも呼ばれているセラミックマトリックス複合材料(CMC)の量産技術として必須となる、X線CT測定によるCMC部品内部の3次元織物構造の繊維束の3次元配向分析技術を開発・実用化し、日米欧の厳しい国際競争を勝ち抜く事に貢献する。

プロジェクト全体像
開発した技術のポイント

CT画像には、本来の物体には存在しないボケや筋等のアーチファクトが発生しやすいが、MC部品の繊維配向を撮像するために、アーチファクトを極力抑えて鮮明な画像を取る。

具体的な成果

原理的に不鮮明さを伴うCMC部品X線CT画像の高画質化を実現した。
繊維束の3次元的な配向を分析するCMC検査技術の高度化を実現した。
今まで熟練技術者の経験値に依存してきたX線CT計測計画を、最適化自動計算による自動化し、CMC量産部品検査の効率化を実現した。

最適計測姿勢治具生成機能
知財出願や広報活動等の状況

CMC検査ソフトウェアは川下企業への量産検査ソフトウェアとしての採用に向けて商談・改良を開始。
最適姿勢治具ソフト(派生ソフト)は川下企業を含む数社の大手ユーザーにて試験運用開始中。

研究開発成果の利用シーン

セラミックマトリックス複合材料(CMC)による航空機エンジンの部品を、産業用X線CT装置で計測している際。

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

CMC検査ソフトウェアは川下企業への量産検査ソフトウェアとしての採用に向けて商談・改良を開始。
最適姿勢治具ソフト(派生ソフト)は川下企業を含む数社の大手ユーザーにて試験運用開始中。

提携可能な製品・サービス内容

試験・分析・評価

製品・サービスのPRポイント

最も高画質なX線CT撮像が得られる最適CT撮影姿勢を算出し、治具生成できる。
繊維束の3次元的な配向を分析するCMC検査技術が高度化させた。

今後の実用化・事業化の見通し

X線CT画像の高画質化課題への対応:検査基準として、より実用的な指標を導入。
3次元繊維束配向分析課題への対応:川下企業での実用有効性の確認達成。
X線CT計測の効率化課題への対応:導入要望を得られ、2022年4月より販売準備開始。

実用化・事業化にあたっての課題

CMC検査ソフトウェア:川下企業への量産検査ソフトウェアとしての採用に向けて商談・改良を開始。
最適姿勢治具ソフト(派生ソフト)は川下企業を含む数社の大手ユーザーにて試験運用開始中。

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 株式会社ゾディアック 代表取締役
事業管理機関 公益財団法人静岡県産業振興財団 革新企業支援チーム
研究等実施機関 国立大学法人東京大学 大学院工学系研究科 教授 鈴木宏正 
アドバイザー A社 航空・宇宙・防衛事業領域

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 株式会社ゾディアック(法人番号:3080401009695)
事業内容 ソフトウェア開発
社員数 10 名
本社所在地 〒430-0917 静岡県浜松市中区常盤町145-1
ホームページ https://www.zodiacx.co.jp/
連絡先窓口 株式会社ゾディアック 堀田淳
メールアドレス info@zodiacx.co.jp
電話番号 053-401-7316