情報処理
太陽光発電の効率化かつ不活性パネルの診断検出可能なシステムの実現に向けた電子部品デバイス・システムの開発
大阪府
株式会社イー・プランニング
2020年4月12日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 太陽光発電高効率化技術開発 |
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基盤技術分野 | 情報処理 |
対象となる産業分野 | 情報通信、スマート家電 |
事業化状況 | 実用化間近 |
事業実施年度 | 平成23年度~平成24年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
現在、太陽光発電はパネルの集合体に対して最大の電力を取り出す方式ですが、この方式では、パネルの製造品質や設置環境によって効率的発電とならない実態があり、現状技術で各パネルに効率化制御を行うことはコスト大となる課題があります。太陽光発電のパネル単位に装着する電子部品を開発し高効率化発電を実現します。研究室及び屋外フィールド等での検証研究を経て実用化を図ります
開発した技術のポイント
太陽光の単体パネル単位に装着する電子部品デバイスとシステムを設計・開発し、研究室及び屋外フィールド等での検証研究を経て実用化を図る
(新技術)
分散型MPPTデバイスを開発する
(新技術の特徴)
・太陽光発電の高効率化を図る・開発デバイス1基当たりのコストが減少する
・太陽パネル不活性の際の自己検出が可能となる
具体的な成果
・分散型MPPTデバイスの回路設計研究と効率化の研究
-開発目標である5%を達成する目途がたった
・分散型MPPTデバイスへのパネル自己診断機能付加の研究
-劣化・不良パネルの検出および過去の収集データ閲覧・取り込みが可能なシステムができた
・分散型MPPTデバイスのプロトタイプの製作
-各種の設計検討を実施してこれらに合致するプロトタイプ品を製作した
研究開発成果の利用シーン
・太陽光パネルに付加する分散型MPPTデバイス
・太陽光発電計測システムへのパネル診断システムの導入
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
・本件研究開発達成の目途はたっており、実用化に向け研究開発を継続中である
・太陽光パネル産業等との連携を図り、国の新エネ施策・発電事業者等への貢献が期待できる
製品・サービスのPRポイント
・太陽光パネルに付加すると、従来より発電効率が5%以上アップ
-本件開発は実験室段階で効果を確認しているが継続開発取り組み中である
-現在、ものづくり試作開発等支援補助金事業で取り組み中である
・不活性・不機能となった太陽光パネルの診断システムの導入により、発電低下を防止
-太陽光パネルのストリングス単位に直流電力積算計(本件研究過程で開発)を挿入し不具合パネルの診断システムを可能としている
今後の実用化・事業化の見通し
・固定価格買取制度導入後(平成24年7月~平成25年7月)、太陽光発電の導入量は392万KW、設備認定を受けた量は2207万KWに達し、2020年の太陽光目標は2800万KW(2009年策定目標)とされている(資源エネ庁発表平成25.11.18)
・これは本件研究開発をスタートした時点の想定以上の拡充であり、このように環境にやさしい太陽光は国の施策に沿って今後も発展する産業であると目途される
・このような新エネ市場にあって本件開発は有効であり、製品製造は川下産業や製造会社との連携を確保して進めて行く方針である
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社イー・プランニング |
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事業内容 | 新エネ発電システムの調査・設計、緑化駐車場(上新電機との特許システム)、特殊止水工法など |
本社所在地 | 〒532-0004 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目6-30-207号 |
ホームページ | http://www.eplanning.co.jp/ |
メールアドレス | info@eplanning.co.jp |
電話番号 | 06-6391-5783 |
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