情報処理
在宅介護見守りクラウドシステム
福岡県
株式会社アドバンスド・デジタル・テクノロジー
2020年3月19日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 転倒が検知できる高機能化新型人感センサーを使い、アクシデントが発生した時に自動で通知する事が出来る在宅介護見守りクラウドシステムの開発 |
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基盤技術分野 | 情報処理 |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護 |
産業分野でのニーズ対応 | デザイン性・意匠性の向上 |
キーワード | 人感センサー |
事業化状況 | 研究実施中 |
事業実施年度 | 平成27年度~平成29年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
高齢化が進むにつれて、見守りシステムも急増している。しかし、現在市場に出ている見守りシステムは、被介護者が動作しなくなったのを感知するシステムである。動作しなくなってからでは、手遅れの可能性が高く、また、異常通知もボタンを押さねばならず、市場のニーズを満たしていない。本事業では、市場のニーズを満たす転倒などを検知し、自動で通知することで手遅れを防ぐ在宅介護見守りクラウドシステムを開発する
開発した技術のポイント
転倒を検知できる新型人感センサーを実現し、転倒などのアクシデントを自動通知するシステムを開発する
(新技術)
転倒などを検知し、自動で通知することで手遅れを防ぐ在宅介護見守りクラウドシステムである
(新技術のポイント)
新型人感センサーで人物の主要部位の座標を3次元で同時に測定し、転倒を中心とした人物の異常発生をクラウドシステム上で瞬時に検知し、関係者へ通報する
具体的な成果
・人物抽出
対象空間内の人物抽出において、頭部や体の認識率を向上させる上で大きな課題となったのがノイズへの対策であり、マスクデータを作成する等の各種ノイズ低減策を講じることで、目標として掲げていた人物認識率を達成出来た
・転倒検知
センサーとクラウドが連携し、転倒検知をユーザーに通知可能なシステムを実現した
・実証試験
研究開発期間内に2回の実証実験を実施した。2年目は基本的な機能における課題。3年目では安定性や機能の精度に焦点を置いて実施し、課題の抽出とデータの収集を行った
研究開発成果の利用シーン
・クラウドを使用したシステムであり、異なるセンサーを取り込むなど今後の製品・サービス開発との連携が可能である
・人物認識や転倒検知といったセンシング技術を見守り以外のセンサーにも適用し、当社ならでは機器開発へと活かす
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
当初、転倒検知が重要という現場ニーズがあり、それに対応した試作をしたが、実証実験後、転倒検知機能は必要だが製品として購入するには他機能として、転倒後の対策や障害物を検知しぶつからない誘導などが必要とのニーズがあった。また、購入を望む施設やご家庭の資金力の関係上、商品価格を当初の予定より半額程にしないと購入ができないとの声があり、これらに対応すべく研究実施中である。
提携可能な製品・サービス内容
試験・分析・評価
製品・サービスのPRポイント
・市場ニーズの高い見守り機器であり、転倒などを検知した際に、自動でユーザーのスマートフォンやタブレットに通知することで手遅れを防ぐ在宅介護見守りクラウドシステム
・地域包括ケアシステムと連携することを前提にしたシステムであり、個人ユーザーから病院や公共機関での導入まで様々な形態での使用が想定できる
今後の実用化・事業化の見通し
・実用化段階(試作品)
・WiFiやクラウドを使用したシステムであり、転倒検知用のセンサー以外の機器を拡張することが可能
・音声認識機能等の転倒検知以外の機能を持たせ、他社のシステムとの差別化を図って強みを作る
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社アドバンスド・デジタル・テクノロジー |
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事業管理機関 | 公益財団法人飯塚研究開発機構 |
研究等実施機関 | 北九州工業高等専門学校 株式会社ロジック・リサーチ 国立大学法人九州工業大学 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社アドバンスド・デジタル・テクノロジー(法人番号:1290001056094) |
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事業内容 | 研究開発、ソフトウェア事業、ハードウェア事業 |
社員数 | 20 名 |
本社所在地 | 〒812-0016 福岡県福岡市博多区博多駅南2丁目1番5号 |
ホームページ | http://adtco.biz/ |
連絡先窓口 | 管理部門 井上 |
メールアドレス | info@adtco.biz |
電話番号 | 092-981-6886 |
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