デザイン開発
上行弓部大動脈解離を治療するための次世代型大口径ステントとデリバリーシース及び周辺デバイスの総合的な開発
新潟県
JMR株式会社
2020年3月19日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 上行弓部大動脈解離を治療するための次世代型大口径ステントとデリバリーシース及び周辺デバイスの総合的な開発 |
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基盤技術分野 | デザイン開発 |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護 |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加) |
キーワード | 大動脈解離、ステント、上行弓部、スタンフォードA型 |
事業化状況 | 実用化に成功し事業化に向けて取り組み中 |
事業実施年度 | 平成27年度~平成29年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
国内では急性胸部大動脈瘤手術が年間約7000例に増加し、開胸手術の他にステントグラフト留置術も行なわれている。しかし、日本人に多い上行弓部大動脈の急性大動脈解離に使用できる大きく屈曲した専用の国産ステントは存在しない。屈曲した血管に柔軟に追従し拡張力もあるステントを新規にデザインから開発するとともに低侵襲手術を可能とする専用のデリバリーカテーテル開発及び周辺デバイス開発を総合的に行なう
開発した技術のポイント
上行弓部大動脈の急性大動脈解離に使用できる大きく屈曲した専用の国産ステントとステントの解離箇所までの移動をできる限り簡潔に行うデリバリーシース上市モデルの開発
(新技術)
屈曲性を有し分岐血管への血流を阻害しないグラフトレスのステントとカテーテル先端を手元操作できるデリバリーシース
(新技術のポイント)
・上行弓部大動脈解離が治療できる
・最小侵襲手術により患者の負担軽減を実現
具体的な成果
・次世代型大口径ステント開発
大口径ステントを製作し、得られたデータを基に目標の加工精度、製品公差にて上市モデルを加工可能な量産試作機を完成した
・デリバリーシースの開発
動物実験による評価を基に開発を進め、先端湾曲機構を付与させた上市モデルを完成させた
・周辺デバイスの開発
ステント拡張治具及びステント形状記憶装置により、ステントの拡径に成功。またステント縮径装置により、縮径することが可能となった
研究開発成果の利用シーン
・上行弓部大動脈血管内において高い屈曲追従性を有し、かつ分岐動脈を閉塞しない大口径ステント【製品】
・大口径ステントを上行弓部動脈の解離箇所までの移動を簡潔に行えるデリバリーシース【製品】
・開発した周辺デバイス【加工具】:拡張デバイスと熱処理デバイス/縮径デバイス
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
本サポイン事業でプロトタイプの開発。現在は治験に向けた臨床評価タイプを製作中。
提携可能な製品・サービス内容
設計・製作
製品・サービスのPRポイント
・次世代型大口径ステントとデリバリーシース及び周辺デバイスの総合的なシステムを適用することにより大動脈疾患の低侵襲手術が可能となって患者への身体的負担が軽減
・開胸手術を行うと膨大な医療費がかかるが、ステント施術は患者の身体的な負担だけでなく経済的負担の軽減にもつながる
今後の実用化・事業化の見通し
・これから必要となる臨床研究や治験、承認申請を行う
・5年後の上市を目標として、量産製造体制の構築や量産技術の開発、新潟大学医歯学総合病院における臨床試験の実施を経て、薬機承認などの事業化を推進
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | JMR株式会社 |
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事業管理機関 | 公益財団法人にいがた産業創造機構 |
研究等実施機関 | 板垣金属株式会社 株式会社青海製作所 株式会社山之内製作所 株式会社中野科学 国立大学法人新潟大学 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | JMR株式会社(法人番号:3110001027383) |
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事業内容 | 医療機器製造販売/OEM/医療コンサルティング、医療ビジネスコーディネート |
社員数 | 10 名 |
本社所在地 | 〒959-0511 新潟県新潟市西蒲区大原3061 |
ホームページ | http://jmr-lab.co.jp/index.html |
連絡先窓口 | 担当 笹崎 淳 |
メールアドレス | info@jmr-lab.com |
電話番号 | 0256-77-8808 |
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