材料製造プロセス
LCPを使った次世代の高周波FPC
千葉県
株式会社アイテイシー
2020年5月12日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 多芯同軸フィルムリードの製造プロセス技術の確立 |
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基盤技術分野 | 材料製造プロセス |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護、航空・宇宙、自動車、ロボット、情報通信 |
産業分野でのニーズ対応 | 高性能化(既存機能の性能向上)、高性能化(耐久性向上)、高性能化(信頼性・安全性向上)、高性能化(精度向上)、低コスト化 |
キーワード | 新たな市場、国内生産、グローバル競争力向上、コスト削減、短納期 |
事業化状況 | 研究実施中 |
事業実施年度 | 平成27年度~平成29年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
電子機器分野において高品質な製品には内部に組み電線(ハーネス)が使用される。その組み電線には細線同軸線が使用されているが、加工性、経済性が悪く、発展性がない。この課題を解決するために多芯同軸フィルムリードの開発と生産プロセスの確立を行う事でコスト削減と短納期を実現し、売上拡大と新市場への進出を目指す。また、海外依存生産から国内生産に回帰し、国内電子機器産業のグローバル競争力向上に貢献する
開発した技術のポイント
多芯同軸フィルムリードの開発と生産プロセスの確立を行うことでコスト削減と短納期を実現する
(新技術)
・完全自動化のため、国内生産可能
・生産工程が少なく、工数削減可能
・国内生産のため、物流コスト安い
・短納期が実現できる
(新技術のポイント)
・シールド被覆自動化装置、CCL*、カバーレイ部材供給装置、送装置の導入
・複合部品化
・自動化4工程の導入
具体的な成果
・多芯同軸フィルムリードの製品仕様の確立
・多芯同軸フィルムリード製造工程の確立及び自動製造装置における仕様の確立
・高温プレスは単段式(最大100枚装填可能な熱板)を開発
・シールド被覆工程はプリフォーム方式により、1次、2次曲げ工程を確立
研究開発成果の利用シーン
・自動車関連機器分野
・モバイル機器通信分野
・電子医療機器分野
実用化・事業化の状況
提携可能な製品・サービス内容
設計・製作、試験・分析・評価
製品・サービスのPRポイント
・完全自動化のため、国内生産が可能
・生産工程が少なく、工数削減が可能
・国内生産のため、物流コストが安い・短納期が実現できる
今後の実用化・事業化の見通し
サンプル出荷を平成30年度より国内大手モバイル企業、国内大手超音波診断装置川下企業、国内大手電装川下企業に開始予定。製品の生産、販売は平成31年度後半より開始予定
実用化・事業化にあたっての課題
適切なLCP材の不足
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社アイテイシー |
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事業管理機関 | 公益財団法人千葉県産業振興センター |
研究等実施機関 | 株式会社アイテイシーテクニカル 千葉県産業支援技術研究所 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社アイテイシー(法人番号:1040001028770) |
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事業内容 | 自動車搭載用オーディオ、映像機器の販売及び自動車関連商品の企画、販売 |
社員数 | 12 名 |
本社所在地 | 〒272-0142 千葉県市川市欠真間1-10-8 |
ホームページ | www.itc-carlife.co.jp |
連絡先窓口 | 株式会社アイテイシー 東海林貢 |
メールアドレス | toukairin@itc-carlife.co.jp |
電話番号 | 047-397-0681 |
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