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表面処理

抗菌活性値2.0以上の基準をクリアした医療機器用抗菌加工の工業塗装技術の確立

埼玉県

久保井塗装株式会社(当時:有限会社久保井塗装工業所)

2022年1月28日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 サブμmの機能表面を形成し抗菌性能を最適化する塗装技術の開発
基盤技術分野 表面処理
対象となる産業分野 医療・健康・介護、自動車、建築物・構造物、エレクトロニクス
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)
キーワード 抗菌塗装、医療用抗菌、抗菌活性値、タッチパネル、病院内
事業化状況 事業化に成功し継続的な取引が続いている
事業実施年度 平成27年度~平成29年度

プロジェクトの詳細

事業概要

塗装表面に光触媒系抗菌剤を高濃度で分布させるため、高濃度抗菌剤を使った塗装がされているが、沈降などにより表面で安定した抗菌性を発揮する塗装技術が開発されていないのが現状である。塗装表面に分布する抗菌剤が安定に長期間性能を持続する最適塗装技術の確立を目指し、以下の研究開発を実施する

開発した技術のポイント

・抗菌活性値2.0以上を発揮すること(JISZ2801準拠)
・抗菌性が機器使用後1年以上持続すること
(新技術)
・塗膜内で抗菌骨材の粒子を均一に分散する塗料技術
・抗菌剤粒子が偏ったり再凝集させない装置・塗装技術
(新技術のポイント)
・抗菌剤を一次粒子まで微細化し、均一に分散させた状態を維持する
・塗膜に付着した菌に対し、塗膜内部の抗菌剤粒子数個が接触するよう均一に分散させる

具体的な成果

・抗菌剤濃度の最適値を見出すためのトライアルを繰り返し、抗菌効果と塗膜強度が最適バランスとなる抗菌剤濃度を持った塗膜構造を導き出し、抗菌力の目標値(抗菌活性値2.0)以上を達成することに成功した
・安定的に抗菌塗装を行うことのできる高効率抗菌塗装装置の試作開発を行った
・塗膜の耐摩耗テスト(打鍵テスト)を実施し、10万回の打鍵試験(機器使用約3年以上を想定)を行った結果、抗菌塗膜の強度が市場で問題にならないレベルであるのを確認できた

知財出願や広報活動等の状況

特許出願については別途案件の開発時に申請した特許を活用、広報活動としては工業塗装業界紙及び医療機関へのDM、ホームページへの掲載、動画サイト(Youtube)への動画掲載をしている

研究開発成果の利用シーン

・抗菌塗装マウス
・抗菌塗装キーボード
・病院内用情報端末筐体
・病院内容情報端末タッチパネル用フィルム

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

医療機器販売事業者から、タッチパネル用フィルムの抗菌加工塗装をロット単位でOEM受託生産している

提携可能な製品・サービス内容

加工・組立・処理、素材・部品製造、製品製造、試験・分析・評価、共同研究・共同開発、技術コンサルティング

製品・サービスのPRポイント

・本技術による抗菌塗膜は、塗膜内部より溶出する成分が無く、また、塗膜中に均一に分散した抗菌材により、塗膜が磨滅しても抗菌剤が次々と現れ、抗菌効果を示すため、長時間安定した抗菌力を保つことが出来る
・得られた塗膜は、耐久性、耐化学薬品性、機械強度の面でも大変優れ、長期の使用に耐える

今後の実用化・事業化の見通し

・本研究の塗膜は抗菌性を長期間にわたって維持でき、院内感染の予防という社会的ニーズにも適合し、溶出物もないことから、医療機関に機器を納めている医療機器販売会社を通じてタッチパネル用抗菌フィルムを納品している
・医療機関以外でも、自動車をはじめとしたシェアリングの普及に伴い商談が始まっている

プロジェクトの実施体制

サポイン事業者 久保井塗装株式会社(当時:有限会社久保井塗装工業所) 本社工場
事業管理機関 タマティーエルオー株式会社
研究等実施機関 株式会社明治機械製作所 岡山工場
公立大学法人首都大学東京 諸貫教授
アドバイザー 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 木下部長

サポイン事業者 企業情報

企業名 久保井塗装株式会社(当時:有限会社久保井塗装工業所)(法人番号:9030002033540)
事業内容 工業塗装
社員数 15 名
生産拠点 久保井塗装株式会社 本社工場
本社所在地 〒350-1311 埼玉県狭山市中新田1083-3
ホームページ https://www.kuboitosou.co.jp
連絡先窓口 タマティーエルオー株式会社 山県通昭
メールアドレス yamagata@tama-tlo.com
電話番号 042-631-1325