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精密加工

自動車ヘッドランプLED用ヒートシンク部品の生産工法転換

群馬県

株式会社豊田技研

2021年2月19日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 車載LEDヘッドランプ用ヒートシンクの工法転換を実現する精密プレス鍛造複合加工技術の開発
基盤技術分野 精密加工
対象となる産業分野 自動車
産業分野でのニーズ対応 高性能化(小型化・軽量化)、高効率化(生産性増加)
キーワード 放熱
事業化状況 実用化に成功し事業化間近
事業実施年度 平成27年度~平成29年度

プロジェクトの詳細

事業概要

「車載ヘッドランプのLED化はEV・HV化に伴い急速に拡大している。しかし、LED素子の熱対策を担うヒートシンクは、製造法がアルミダイキャストのために無駄な熱エネルギー消費と効率化が難しく、生産性に優れた新工法への転換が必要不可欠である。本開発では、弊社独自のプレス加工技術の高度化により、フィン形状創成等急激な材料変形にも対応できるプレス鍛造複合技術を構築し、プレス機械1台にて月産40万個の連続生産を実現させる。」

開発した技術のポイント

当社独自のプレス加工技術の高度化により、フィン形状創成等急激な材料変形にも対応できるプレス鍛造複合技術を構築し、プレス機械1台にて月産10万個の連続生産を実現させる
(新技術)
生産性が高く連続加工も可能な新たなプレス加工法
(新技術のポイント)
・エネルギー効率に優れ、生産性も高い
・低コストでの加工が可能

具体的な成果

・プレス鍛造複合成形性限界値への対応
‐製作段階で金型修正トライを繰り返しても部品(OK品)取得ができない状況(現状)はゼロにできた
・自動車ヘッドランプLED用ヒートシンク部品プレス成型技術の開発
‐従来の製造法(鋳造及び切削加工)による成形品以上の寸法精度及び品質(±0.1mm以下)を確保
・連続生産自動化技術の構築
‐バリ発生等による成形品搬出後の不良対策工数をゼロとし、搬送の自動化による連続生産性を確保できた
・自動車ヘッドランプLED用ヒートシンク部品としての機能検証
‐自動車ヘッドランプLED用ヒートシンク部品として要求される放熱性等機能要件、及びLEDユニットとしての機能要件を確保

研究開発成果の利用シーン

・自動車部品
・照明器具部品
・その他、放熱が必要不可欠な製品類

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

得意先と試作サンプルを交わしている

製品・サービスのPRポイント

・熱エネルギー消費の効率化
・大幅な軽量化
・低コストにて加工が可能
・プレス機1台で月産10万個の連続生産による生産性向上

今後の実用化・事業化の見通し

・自動車部品業界での採用を目指し当社の現有顧客や各種展示会で研究開発の成果を紹介する活動を展開中
・サポイン事業の最終年度には、自動車部品メーカーの1社より類似形状部品の試作に関する引き合いがあり、「プレス鍛造複合成形」の利用可能性が図れる内容で、技術的な打ち合わせに入っているところである

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 株式会社豊田技研
事業管理機関 公益財団法人群馬県産業支援機構
研究等実施機関 国立研究開発法人理化学研究所
群馬県立群馬産業技術センター

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 株式会社豊田技研(法人番号:0700-01-012728)
事業内容 自動車照明用部品・精密プレス金型製作・プレス加工・溶接・塗装・表面処理
社員数 97 名
本社所在地 〒375-0055 群馬県藤岡市白石2155番地
ホームページ http://toyodagiken.co.jp/
連絡先窓口 取締役事業開発部長 豊田信也
メールアドレス s-toyoda@toyoda.ne.jp
電話番号 0274-40-7234