研究開発された技術紹介

・高強度エラストマー技術
-エラストマーの弾性係数を従来の2倍以上に強化。
-エラストマーの形状を均一化し、変形量を3%以下に抑制。
・ハイポサイクロイド外筒技術
-内面がハイポサイクロイド曲面形状の外筒を開発。
-±0.1mmの精度で外筒の内面寸法を実現。
・高精度接着剤塗工技術
-高粘度接着剤を効率よく塗工するための一軸偏心式装置を設計。
-新技術により塗工精度の向上を目指す。

･高強度エラストマー技術
-カーボンナノチューブ(CNT)を配合した､強靭なステーター材質の配合及び評価技術を開発した｡
･ハイポサイクロイド外筒技術
-材質が高強度かつ軽量で､内面がハイポサイクロイド曲面形状の外筒の製造技術と､高強度の外筒とエラストマーの接合技術により､2N15(内面の短径が15mmで､螺旋形状が2回分あるもの)のステーターを完成した｡
-最大吐出圧6MPaを有する高粘度接着剤の精密塗工装置用ディスペンサーを開発した｡

・自動車の車体製造
-車体の軽量化と高機能化を実現するための接着技術として利用。
・高粘度材料の塗工
-高精度での接着剤塗工が必要な製造プロセスにおける適用。
・産業機械製造
-高粘度接着剤の塗布効率を高める装置として、他分野の製造工程にも応用可能。

令和6年度の前半に自動車の車体の塗工に適した塗布テスト用機器を準備し、ユーザーからのテスト依頼を受けられる体制を整える。テスト結果が良好な事例から、順次サンプル出荷を行いユーザーでの評価を経て、令和6年の後半～次年度にかけて製品の販売を軌道に乗せる計画である。

・高精度な接着技術
-高粘度接着剤の均一な塗工を可能にする技術を提供。
・車体の軽量化と高信頼性
-軽量かつ高強度の車体製造に寄与する異種材料接合技術を実現。
・産業全般への応用可能性
-自動車以外の産業にも適用可能な汎用性の高い技術。

・自動車メーカーでのテスト依頼を実施。
・令和6年度後半に製品販売を開始予定。
・市場での実用化を進めつつ、さらなる精度向上を目指した補完研究を並行して実施。
・他業界にも応用可能な用途の市場開拓を検討中。

・ステーター製作精度の改善が必要。
・塗工精度向上のための駆動方式や制御技術の改善。
・市場でのテスト評価を経て、製品化に向けたフィードバックの反映。
・事業化に向けた市場開拓と販路拡大が必要。