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研究開発された技術紹介

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測定計測

高度な自動走行の安全確保、安心安全なクルマの開発、周辺環境認識技術として高分解能レーダー開発が急務、試験評価のための計測ソリューションを開発

神奈川県

株式会社メビウス

2022年1月26日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 自動運転実現に必要な高精度ミリ波レーダー信号評価システムの開発と干渉対策型レーダーのフロントエンド演算回路への適用
基盤技術分野 測定計測
対象となる産業分野 環境・エネルギー、自動車、ロボット、産業機械、情報通信、エレクトロニクス
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(既存機能の性能向上)、高性能化(信頼性・安全性向上)、高性能化(精度向上)
キーワード レーダー解析、ミリ波レーダー、計測器、試験評価、自動運転
事業化状況 事業化に成功し継続的な取引が続いている
事業実施年度 令和1年度~令和1年度

プロジェクトの詳細

事業概要

高い安全性を要求される自動運転レベル3以降に増加するミリ波帯レーダーシステムの安全性を高精度に測定評価するシステムを川下のユーザーが強く求めているが、現状では高精度に測定する測定器が無い。そこで本研究開発では高周波計測において歪みを除去できる技術によって高精度な測定評価システムを開発し川下のユーザーのニーズにこたえる。またこの技術を干渉対策型レーダーのフロントエンド演算回路への適用検討をする。

開発した技術のポイント

・非線形歪測定評価システム用のソフトウェア開発
・無線信号帯域幅を500MHz以上に拡大するためのシステムパラメータの基本設計

具体的な成果

実験では、非線形補償+周波数等化の場合、補償効果大であり、無線通信では変調精度の良化が期待される結果となった。ブラインド非線形歪補償システムが非線形による受信信号の劣化を十分補償でき、高精度の測定に極めて効果があることが確認された。特に、マルチキャリア信号およびシングルキャリア信号のいずれに対しても、必要に応じて周波数等化器を併用することで、十分な非線形補償が可能であることを確認できた。
また、従来の連続波ではなく広帯域変調信号を用いてミリ波回路の周波数特性を検証できたことは、回路設計における動作予測が極めて行いやすくなる事が期待できる。

研究開発成果の利用シーン

信号解析ソフトウェア試作物は、線形補償と非線形補償を組み合わせる事で高機能化でき、ミリ波関連のデバイスメーカーやアンテナメーカーに対して高度なミリ波信号品質評価システムとして展開できる可能性がある。

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

最大5GHz帯域幅広帯域レーダ信号解析 ダウンコンバータ・オシロスコープ・解析ソフトの国内外販売

提携可能な製品・サービス内容

設計・製作、試験・分析・評価、共同研究・共同開発

製品・サービスのPRポイント

・FMCW方式レーダを高速解析、4チャネル同時測定
・チャープ、リニアリティ表示で理想波形との差を一目で把握

今後の実用化・事業化の見通し

さらなる拡販

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 株式会社メビウス
事業管理機関 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 株式会社メビウス(法人番号:3020001037904)
事業内容 ソフトウェア、ハードウェア受託設計開発
社員数 105 名
生産拠点 神奈川県横浜市
本社所在地 〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸二丁目10番27号
ホームページ https://www.mebius.co.jp/index.html
連絡先窓口 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 企画部 開発企画室
メールアドレス kaihatsu@iri-tokyo.jp
電話番号 03-5530-2528