材料製造プロセス
独自技術による高品質リポソーム化粧品素材の大量生産プロセス開発
北海道
ライラックファーマ株式会社
2022年1月26日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 独自技術による高品質リポソーム化粧品素材の大量生産プロセス開発 |
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基盤技術分野 | 材料製造プロセス |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護 |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高効率化(同じ生産量に対するリソースの削減)、高効率化(生産性増加)、低コスト化 |
キーワード | リポソーム、マイクロ流路、化粧品素材 |
事業化状況 | 事業化に成功し継続的な取引が続いている |
事業実施年度 | 令和1年度~令和2年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
これまで低コストで大量生産できなかった、高度に粒径制御されたリポソーム化粧品素材を、独自マイクロ流路デバイスiLiNPを用いて低コスト大量生産するための新規プロセス開発を行う。デバイスのスケールアップ及び流路構造の改良により高効率化、迅速化、高純度化を達成し、川下企業ニーズである従来品とは比べ物にならない高い美容効果を発揮するイノベーティブなリポソーム化粧品素材を世に出す。
開発した技術のポイント
・独自流路形状を持つマイクロ流路デバイスiLiNPの化粧品素材用リポソーム製造に向けた最適化や新規形状デバイスの製作
・難溶性原料の使用に合わせたリポソーム製造システムの開発
具体的な成果
・目的に合った流路形状を採用し高い粒径再現性を達成
・難溶性原料使用やスケールアップに柔軟に対応可能なリポソーム製造システムを確立
・新たに獲得したノウハウによりこれまで誰も成し得なかった高濃度リポソーム(脂質濃度8~10%)の低コスト製造を達成
知財出願や広報活動等の状況
技術流出防止のため製造技術はノウハウ化し論文発表や特許出願等は行っていない。
広報活動は(株)日本触媒を通して複数の雑誌、新聞等に記事掲載。
研究開発成果の利用シーン
化粧品メーカーが抱えるリポソームに対する課題やニーズとして、均一な粒径、高内包率化、高安定性、難溶成分の内包、高濃度化等が挙げられるがこれらのニーズにマッチするリポソームの製造を低コストで行うことで、新たな高機能化粧品をコストを抑えて開発することが可能になる。
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
既に技術開発は完了しているため、2021年度に1社以上の販売実績獲得、2023年度に大手を中心とする大口顧客への販売実績を獲得する計画。
提携可能な製品・サービス内容
製品製造
製品・サービスのPRポイント
・高度に粒径の制御が可能なリポソームを大量生産できる
・高濃度なリポソームが製造できる
・さまざまな化粧品素材を内包化できる
今後の実用化・事業化の見通し
今後はサンプルワークを積極的に行い、2021年度内に1社以上の化粧品会社への販売実績を獲得する。さらに2023年度には大手を中心とする大口顧客への販売実績を獲得する計画で事業化を進めていく。
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | ライラックファーマ株式会社 |
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事業管理機関 | 公益財団法人北海道科学技術総合振興センター 研究開発支援部 |
研究等実施機関 | 北海道大学大学院工学研究院 |
アドバイザー | 馬場 嘉信(名古屋大学) 北尾 倍章(日本触媒) |
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | ライラックファーマ株式会社(法人番号:2430001071433) |
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事業内容 | 医薬品、化粧品等の研究開発 |
社員数 | 3 名 |
本社所在地 | 〒001-0021 北海道札幌市北区北21条西12丁目北海道大学構内北海道産学官協働センター |
ホームページ | https://www.lilacpharma.com |
連絡先窓口 | 担当:須佐 |
メールアドレス | contact@lilacpharma.com |
電話番号 | 011-757-5335 |
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