接合・実装
単一波長で100Gbpsの高速大容量の通信の長距離に亘って可能とするデジタルコヒーレントシステム用の小型ファイバアレイ
岩手県
株式会社中原光電子研究所
2021年2月19日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 40;100Gbps光伝送受信器用キャピラリー型ファイバアレイの開発 |
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基盤技術分野 | 接合・実装 |
対象となる産業分野 | 情報通信 |
事業化状況 | 事業化に成功し継続的な取引が続いている |
事業実施年度 | 平成25年度~平成27年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
近年情報通信機器の小型・高密度実装のニーズが高まっている。特に基幹回線用の40/100GBPSデジタルコヒーレント用光受信器の小型化が要請されている。しかし、受信器内の光導波路と光ファイバを接続するためのV溝型ファイバアレイの小型化が困難であるため受信器全体を小型化する妨げになっている。本研究ではキャピラリー型のファイバアレイを開発し光受信器の小型・高密度実装を可能にする
開発した技術のポイント
従来のV溝型と異なる小型のキャピラリー型ファイバアレイの開発、熱延伸技術によるアレイ用フェルールの製作、ファイバアレイの光学特性、長期信頼性などを評価
(新技術)
小型のキャピラリー型ファイバアレイ(原理的に剥がれの現象が生じず長期信頼性に優れている
(新技術の特徴)
受信器の小型高密度実装が可能となり、長期信頼性も確保される
具体的な成果
・穴径、ピッチともに目標値に対して±1μの高精度化は達成した。キャピラリーの歩留り、収率の向上が課題として残ったものの、検査工程の自動化、簡略化が不可欠でありこれらについても重点的に検討し見通しを得た
・機械的加工方法によってホーン形状への加工は可能になったが、加工速度の短縮が課題として残った
・また穴の入り口をホーン形状に加工したキャピラリーに光ファイバを挿入しファイバアレイ化も行った
・今後は長期信頼性の確保と経済化を行い、このキャピラリーの実用性に関する基礎データを得る
・上記の高精度化とファイバ挿入技術の開発課題について、それぞれのサンプル、工程等を分析評価した
・ガラスキャピラリーのみについては早期に事業化の具体的見通しを立てることができた
研究開発成果の利用シーン
・デジタルコヒーレントシステムに使用される光受信器用の小型ファイバアレイ
・上記以外の用途にも適応可能な小型、高精度、2芯、3芯、4芯のキャピラリーフェルール
実用化・事業化の状況
製品・サービスのPRポイント
・極めて高精度なガラス加工技術、熱延伸技術に基づくキャピラリーフェルール
・光学特性、強度特性、長期信頼性に優れたファイバアレイ
・単一波長で100Gbpsの高速大容量の通信が長距離に渡って可能となる
今後の実用化・事業化の見通し
・想定される顧客との情報交換を密に行い、当初予想以上に市場は急速に拡大することがわかった
・また、開発したキャピラリーフェルールの販売を開始し事業化への確実な見通しを得た
・今後とも、顧客との情報交換を密にして市場調査を行い、販路拡大に努める
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社中原光電子研究所 |
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事業管理機関 | 公益財団法人いわて産業振興センター |
研究等実施機関 | 国立大学法人岩手大学 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社中原光電子研究所 |
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事業内容 | 高精度キャピラリーの製造販売 |
本社所在地 | 〒028-0114 岩手県花巻市東和町土沢1区-1-1 |
ホームページ | http://www.noel-sekiei.co.jp/ |
連絡先窓口 | 中原基博 |
メールアドレス | info@noel-sekiei.co.jp |
電話番号 | 0198-42-3906 |
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