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情報処理

最先端のデジタル映像機器開発を支える技術H.264

岩手県

有限会社エボテック

2020年3月19日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 次世代動画像圧縮標準規格に対応する組込みシステム開発支援ツールの研究開発
基盤技術分野 情報処理
事業実施年度 平成19年度~平成20年度

プロジェクトの詳細

事業概要

本研究はデジタルテレビやビデオ等の相互接続性を高めるためH.264動画像圧縮標準規格の開発ツールを研究し製品化する。現状、技術難易度の高いH.264対応の開発ツールは核心のソースコードが非公開で、開発者は理解を深めた新技術創造に時間を要している。そこで、ソースコードが自由に改良できる公開ツールを提供することで開発者の理解度を増し、ツール利用企業の開発期間を短縮させAV機器の低価格化を実現する

開発した技術のポイント

先進的なC言語によるFPGAプログラム開発技術を部分的に取り入れたH.264開発支援ツール(ソフトウェア/ハードウェア)を試作開発した。これにより、H.264の複雑な仕組みを容易に解析できる開発環境を実現した。また、本研究開発の成果を、組込み技術の展示会であるET2008/ET2009でPRした結果、早期製品化への期待が強く、現在、事業化へ向けて開発を急いでいる
(新技術)
(開発目標)
・開発者が使い慣れたC言語でLSI(集積回路)開発を可能とし、書き換え可能なLSIであるFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いることで開発効率を向上(開発ノウハウ)
・ニーズの高い機能に厳選したプログラム開発による低価格化

具体的な成果

試作開発したH.264開発支援ツールは、以下に示す特徴がある
・低解像度(QCIF:176×144)から高解像度(HD:1920×1080)のH.264フル規格の再生解析を実現。実行速度は0.1~15FPS(画面更新速度単位)
・低解像度開発向け(CIF:320×240)に、ニーズの高い機能に絞り込んだ機能限定版(15FPS)を実現
・C言語によるFPGAプログラム開発技術により、ソフトウェア処理速度に対し約7~12%の高速化を実現した。C言語によるH.264のFPGAプログラム化は世界初である

知財出願や広報活動等の状況

特許出願数:1件(2009年12月時点)

実用化・事業化の状況

今後の実用化・事業化の見通し

できるだけ早期の事業化を目指し、機能を限定したバージョンから販売を開始し、順次段階的にバージョンアップを行い、事業拡大を目指す
・2009年度までに、試作レベルの機能限定版(モバイル用画像サイズ)を製品レベルまで持ち上げると共に、圧縮方法を限定したエンコーダを試作する
・2011年度までに、監視カメラ用の機能開発を行い製品化すると共に、ソフトウェアのライセンス販売を行い、海外での事業化を検討する
・2014年度までに、ドライブレコーダ用の機能開発や、フル機能版のエンコード/デコードを製品化すると共にライセンス販売の拡大を図る。また、海外での事業化に取り組む

実用化・事業化にあたっての課題

今後の課題は、試作品レベルを製品化レベルまで持ち上げることであり、そのための技術課題は、デコーダ(再生機)の使用性向上/信頼性向上及びエンコーダ(録画機)開発にある。特にエンコーダ開発は、難易度が高くデコーダ工数の10倍以上かかるとも言われ、C言語及びオープンソースコードを積極的に活用する等、より効率的な開発手法を確立する必要がある

プロジェクトの実施体制

サポイン事業者 有限会社エボテック
事業管理機関 地方独立行政法人岩手県工業技術センター
研究等実施機関 株式会社イーアールアイ
地方独立行政法人岩手県工業技術センター
アドバイザー 岩手県立大学地域連携研究センター組み込み技術研究所

サポイン事業者 企業情報

企業名 有限会社エボテック
本社所在地 〒020-0864 岩手県盛岡市西仙北1-15-3