接合・実装
多くの人の健康・睡眠状態を一元管理する小型バイタルサイン検出装置
東京都
株式会社ジェピコ
2020年3月18日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | ジャイレータ技術を用いたバイタルサイン検出装置の研究開発 |
---|---|
基盤技術分野 | 接合・実装 |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護、スマート家電 |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(既存機能の性能向上)、高性能化(小型化・軽量化) |
キーワード | 生体計測、バイタルサイン、非侵襲、非接触 |
事業化状況 | 事業化に成功 |
事業実施年度 | 平成21年度~平成21年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
人体の下に非接触で敷いたマットによりバイタルサインを微小な圧力信号として超高感度圧力センサで抽出する装置を小型化・高機能化するため、LSIのワンチップ化・通信機能を有するネットワークデバイスとの組み合わせ・パラメータ書き換えのみで多用途に使用可能な装置の研究開発を行う。また、今後の製品化を考慮し、低コスト・大量生産性のある製品の研究開発を目的とする
開発した技術のポイント
バイタルサイン検出装置の小型化・高機能化の実現
・複数LSIチップのワンパッケージ化
→フィルタ精度:±10ppm、消費電力30mA→20mA
・超高感度圧力センサの小型化
→20%以下に小型化、感度ばらつき±3dB
・基板の小型化
→サイズ70mm×70mm
(新技術)
・サイズ:小
‐超高感度圧力センサ10mm×7mm
‐基盤の小型化70mm×70mm
‐信号処理LSIを1つに集積
・ネットワーク環境
‐データ集計装置一つに対して10台の製品を同時に接続・通信
具体的な成果
・3つのLSIの機能をワンチップ化
‐3つのLSIの機能をワンチップ化することができ、消費電力を20mAと約33%削減
‐ジャイレータ技術を用いて設計し、フィルタを電気的に調整することで、遮断周波数を±10ppmの精度で制御できる高精度なLSI
・従来の約5%の容積の超高感度圧力センサを開発
‐新しい超高感度圧力センサを開発し、容積を従来の約5%(10mm×7mm)に小型化することに成功
‐超低周波領域での感度ばらつきを±3dBに高精度化
‐基板回路設計により基板を70mm×70mmに小型化
・多目的に利用可能なバイタルサイン検出装置を開発
‐バイタルサイン検出装置を10台同時接続可能なLANネットワーク、多分野に対応できるユニット、データ集計システムを開発
‐全ての研究テーマを1つのシステムとして結集し、健康モニタリング(脈拍、呼吸、体動の検出)、睡眠段階の測定、離床判定機能、LAN通信等の機能を有するバイタルサイン検出装置を開発
研究開発成果の利用シーン
医療現場・介護施設・在宅介護等で、マットレスの下に敷いたエアーマットより非接触でバイタルサイン(脈派、呼吸、体動)を検出するシステムを実現
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
・H24年度に本成果の派生製品が上市、事業化を達成。その後、本成果のキーデバイスである半導体が工場閉鎖により製造中止。
・本成果を代替する技術検討を継続中
提携可能な製品・サービス内容
設計・製作、製品製造、共同研究・共同開発、技術ライセンス、技術コンサルティング
製品・サービスのPRポイント
小型化:信号処理LSIをワンチップ化することにより製品の小型化を実現
今後の実用化・事業化の見通し
・H24年度の事業化からキーデバイスである半導体が製造中止、事業中断
・本成果を代替する技術検討を継続中
実用化・事業化にあたっての課題
高性能化、新製品化へ向け共同開発可能な企業との連携
事業化に向けた提携や連携の希望
川下産業(製品、システム、アプリケーション)企業様との共同開発から製品化に渡る提携
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社ジェピコ |
---|---|
事業管理機関 | 株式会社ジェピコ |
研究等実施機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 学校法人法政大学 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社ジェピコ(法人番号:5011101009890) |
---|---|
事業内容 | エレクトロニクス製品の製造、輸出入ならびに販売 |
社員数 | 78 名 |
本社所在地 | 〒169-0074 東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー |
ホームページ | http://www.jepico.co.jp |
連絡先窓口 | カスタマーソリューション部 宮越 正尚 |
メールアドレス | mmiyakos@jepico.co.jp |
電話番号 | 03-6362-0410 |
研究開発された技術を探す