立体造形
日本人の骨格構造に最適なBHA人工股関節システムの開発
滋賀県
株式会社オーミック
2020年3月21日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 骨格構造に最適な大腿骨骨折治療用BHA人工股関節システムの開発および実用化 |
---|---|
基盤技術分野 | 立体造形 |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護 |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(信頼性・安全性向上) |
キーワード | 人工股関節 |
事業化状況 | 実用化間近 |
事業実施年度 | 平成28年度~平成30年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
超高齢社会の到来により高齢者の転倒等による大腿骨近位部骨折が急増している。高齢者の骨折は、生活の基本動作である歩行等を阻害することから、その治療方法の一つである人工股関節置換術が欧米からの輸入品を用い行われている。輸入依存度の減少および国内企業の新規参入を目指して、日本人(東洋人)の骨格構造に最適で、耐久性等の信頼性の高い骨折治療用BHA人工股関節を開発し、早期に実用化することを目的として実施する。
開発した技術のポイント
・人工骨頭アウターカップの一次型成形・加工・研磨技術
・摺動部の加工・表面研磨技術
・人工骨頭ステムの一次型成形・加工・表面処理技術
具体的な成果
■⼈⼯⾻頭加⼯技術の開発
・⾼温型鍛造成形材を⽤い、⾻盤との接合部インプラントを完成。
■摺動部の加⼯・表⾯研磨技術の開発
・摺動部の加⼯精度及び表⾯研磨技術を向上させ、篏合強度の確保や摺動部の摩耗量低減を達成。
■⼤腿⾻ステムの成形・加⼯・表⾯処理技術の開発
・患者の⾻格構造に最適なステム形状を設計、⾼温型鍛造成形材を⽤い、加⼯し、⾻と接する表⾯処理技術を確⽴。
研究開発成果の利用シーン
⼤腿⾻近位部⾻折に対応した⼈⼯股関節の国産化
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
薬事承認を得るための事前準備中
製品・サービスのPRポイント
・生体適合性に優れたチタン合金新素材を用いて、骨折治療を目的とした患者の骨格構造に最適なBHA人工股関節システムの提供
・日本人(東洋人)の骨格構造に最適な大腿骨骨折治療用BHA人工股関節システムを提供する
今後の実用化・事業化の見通し
今後、各テーマごとに加工、評価技術の精度を高めるとともに、必要な補完調査を実施して大腿骨骨折治療用BHA人工股関節システムの薬事承認の認可を目指す。
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社オーミック |
---|---|
事業管理機関 | 公益財団法人滋賀県産業支援プラザ |
研究等実施機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 滋賀県工業技術総合センター |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社オーミック(法人番号:8160001013300) |
---|---|
事業内容 | 医療機器製造販売・製造、宇宙開発関連等精密機械部品製造 |
社員数 | 85 名 |
本社所在地 | 〒520-3042 滋賀県栗東市辻600番地1 |
ホームページ | http://www.omic-corp.co.jp/ |
連絡先窓口 | 社長室 北田 良三 |
メールアドレス | kitada@omic-corp.co.jp |
電話番号 | 077-552-2035 |
研究開発された技術を探す