バイオ
沖縄の天然素材と核酸を組み合わせた化粧品原料の開発
福岡県
株式会社ボナック
2020年3月27日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 安心・安全な革新的核酸化粧品の開発 |
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基盤技術分野 | バイオ |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護、化学品製造 |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加) |
キーワード | 核酸、沖縄天然素材 |
事業化状況 | 実用化に成功し事業化に向けて取り組み中 |
事業実施年度 | 平成27年度~平成29年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
高度化目標として、ボナック核酸原材料である生物資源の多様化と最適化を図る。本目標を実現化するために、1)ボナック核酸1分子にアデノシン塩基(A)が15塩基以上含まれ、かつヒト遺伝子との相同性が50%以下の配列を設計する、2)化粧品に最適化したボナック核酸の安全性評価を実施化してクリア(陰性対照と同等レベル)し、3)核酸化粧品の機能を高める沖縄素材の探索を実施化(10候補の選択)、4)核酸化粧品の噴霧デバイスへのマッティングを実施(噴霧化可能な化粧品の開発)、5)溶液状態で室温3年以上の安定化処方の開発、6)マルチスキンケア用の核酸機能性評価(保水機能、ハリ、抗しわ効果、美白機能等)を実施し、沖縄素材をベースにした核酸医薬品の最終製品化を行う
開発した技術のポイント
沖縄県の天然素材を融合させた革新的核酸化粧品の開発
(新技術)
・ニ本鎖構造の一本鎖RNA
・孔径1000ÅのCPGを用いた天然型(化学修飾を含まない)の合成核酸
(新技術のポイント)
・化学合成により製造
・不純物を含まない
・溶液中で核酸が安定して存在
・配合核酸の品質管理が可能
具体的な成果
・化粧品に最適化したボナック核酸の設計開発
・沖縄素材を融合した核酸化粧品の開発
研究開発成果の利用シーン
スキンケア製品
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
実用化することができたが、販売するにあたり、製造体制の構築、川上企業との交渉等に手間取っているのが現状である。
提携可能な製品・サービス内容
素材・部品製造
製品・サービスのPRポイント
・均一な配列と高い安定性を有する
・天然に存在する構成物で製造され、不純物を含まない
・溶液中で核酸が安定して存在し、核酸配列における品質管理が可能
・ヒト安全性評価を実施し、安全品である事が示されている
・使用評価(モニタリング調査)では「しっとりした」、「ふっくらした」、「ハリが出た」、「小じわの目立ち減少」、「化粧のり向上」という、意見が多数得られている
今後の実用化・事業化の見通し
薬事法に則り、販売時に必要となる化粧品添加用ボナック核酸の表示名称について登録を実施。化粧品原料国際命名法に従って国際表示名称の登録を実施し、INCI名をSodiumRNA、販売名をHybridRNAとして認定。今後、ビジネスモデルを確立していく
実用化・事業化にあたっての課題
開発した化粧品のライセンスアウト先を探索中であり、提携候補企業の探索が必要
各企業が受け入れやすくなるよう、コスト低減策などを検討中
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社ボナック |
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事業管理機関 | 公益財団法人沖縄科学技術振興センター |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社ボナック(法人番号:6290001051941) |
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事業内容 | 原薬製造(核酸原薬製造)、医薬開発(核酸医薬開発・支援) |
社員数 | 41 名 |
本社所在地 | 〒839-0861 福岡県久留米市合川町1488-4福岡バイオファクトリー |
ホームページ | http://www.bonac.com/ |
連絡先窓口 | 山田太務 |
メールアドレス | taimu.yamada@bonac.co.jp |
電話番号 | 092-713-8801 |
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