情報処理
玉葱皮剥き機の3次元認識モジュールの開発により、歩留まり改善と人件費の削減に貢献
高知県
土佐電子工業株式会社
2020年4月20日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 玉葱皮剥き機の画像処理を用いた3次元認識モジュール開発 |
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基盤技術分野 | 情報処理 |
対象となる産業分野 | 農業、産業機械 |
産業分野でのニーズ対応 | 高効率化(人件費削減)、環境配慮 |
キーワード | 画像処理、歩留まり |
事業化状況 | 研究実施中 |
事業実施年度 | 平成26年度~平成28年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
小型カメラの大規模量産に伴い、対象物を三次元で高速・高解像度・低価格で撮影し、形状認識する事が容易になってきた。この技術を玉葱加工の一貫処理装置へ発展適応する事により、従来の装置では実現出来なかった大小様々な玉葱の一括投入や加工歩留まりの向上が実現できると同時に、虫食いや腐り等の自動除去も可能となる。この装置は川下企業の要望に応えるのみならず、農家の負担軽減や日本食の輸出競争力強化にも貢献できる
開発した技術のポイント
複数個のカメラを利用した「超高速三次元スキャナー」を開発し、装置に組み込むことで、玉葱の完全自動皮剥きに展開する
(新技術)
複数個のカメラを利用した「超高速三次元スキャナー」を開発し、装置に組み込むことで、玉葱の自動皮剥き機を開発する
(新技術の特徴)
サイズや産地が異なる様々な玉葱の形状に合わせたアダプティブな皮剥きが可能となる
具体的な成果
・搬送系及び方向補正機構の開発
‐サイズ混合の玉葱を搬送部に1個ずつ送り出す機構を開発した
‐玉葱を持ち上げて回転させる機構の開発、搬送機構の評価を行った
・画像処理による立体構造アルゴリズム開発
‐カメラ撮像画像による立体構造化・パターン認識のアルゴリズムの開発を行った
‐システム処理時間の高速化開発を行った
研究開発成果の利用シーン
・玉葱の全自動皮剥き機
・全自動皮剥き機の単体モジュール
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
・試作装置を用いて、玉葱剥きの作業が実用化できるかのテストを行った
・カメラ位置の最適化等による検出率の向上、装置全体の構造の最適化に課題があることが明らかとなった
提携可能な製品・サービス内容
加工・組立・処理、試験・分析・評価
製品・サービスのPRポイント
・皮剥き作業の自動化により、人件費の削減に貢献
・玉葱の選別コストの削減に貢献
今後の実用化・事業化の見通し
営業販売の方法としては、機械の受注生産および単体モジュールの販売を行う予定である
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 土佐電子工業株式会社 松山工場 |
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事業管理機関 | 公益財団法人えひめ産業振興財団 |
研究等実施機関 | システムエルエスアイ株式会社 国立大学法人愛媛大学 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 土佐電子工業株式会社(法人番号:9490001004926) |
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事業内容 | 製造業 |
社員数 | 102 名 |
本社所在地 | 〒787-0010 高知県四万十市古津賀1079-1 |
ホームページ | http://tosa-ei.co.jp/ |
連絡先窓口 | 松山工場 新規開発事業部 事業部長 岡村 斉 |
メールアドレス | h-okamura@tosa-ei.co.jp |
電話番号 | 089-955-0777 |
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