立体造形
新型燃焼合成法に基づく、サイアロン製品の開発により、製造コスト削減に貢献
北海道
株式会社燃焼合成
2020年4月14日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 新型燃焼合成法に基づく高品質・低価格サイアロン製品の開発 |
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基盤技術分野 | 立体造形 |
対象となる産業分野 | 環境・エネルギー、航空・宇宙、自動車、産業機械、電池、半導体、エレクトロニクス、化学品製造 |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加) |
キーワード | 機械的強度、耐食性、強靭性、ファインセラミックス |
事業化状況 | 事業化に成功し継続的な取引が続いている |
事業実施年度 | 平成24年度~平成26年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
川下産業では国産で安価なサイアロンを必要としているが、現状は全て輸入、価格も非常に高い。そこで、本件は世界初の新型燃焼合成法等、他産業にも波及効果があり、世界戦略に絡めたサイアロン市場開拓を目指す。(特許)により市価の半額以下で製造する技術を確立する。本件サイアロン使用のセラミックス射出機構内蔵ダイカスト機が開発できると、高品質の安価なダイカスト品が製造可能となる。また、新製法による粉末はLEDに使用される蛍光体として利用可能である。
開発した技術のポイント
燃焼合成法によりサイアロン粉体を安価で製造する技術の開発を行う
(新技術)
燃焼合成法によりサイアロン粉体を安価で製造する技術の開発を行う
(新技術の特徴)
高品質で低価格のサイアロン粉体の製造が可能となる
具体的な成果
・燃焼合成法に基づく低価格サイアロン粉体の製造技術開発
・高機能サイアロン粉体および焼結品の製造
‐β-およびα-サイアロンの合成を行った
‐焼結品の評価を行った
・反応機構の解析とモデル化、応用製品の開拓
研究開発成果の利用シーン
・安価なサイアロン製品
・サイアロン焼結品
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
焼結品製造工程の把握と連携、α-サイアロンの性能向上と差別化、塩補助燃焼合成法の再検討を行う必要があることが明らかとなった
提携可能な製品・サービス内容
素材・部品製造
製品・サービスのPRポイント
・サイアロン粉体を安価に製造する技術の開発により、サイアロン製品の製造コスト削減に貢献
‐現状、サイアロン製品は高価格であることに加え、供給が輸入に限られていた
‐燃焼合成法によりサイアロン粉体を安価で製造する技術の開発を行った
‐サイアロン製品はLED蛍光材料の放熱材料に使用されているため、より安価な調達が可能となり、製造コスト低減への寄与が可能となる
・サイアロン製品の用途拡大に貢献
‐これまで輸入に頼っていたサイアロン製品を国内で安価に製造できるため、サイアロン製品の用途拡大が期待される
今後の実用化・事業化の見通し
・量産ラインを整え、製造原価低減、品質保証体制の確立を行う予定である
・蛍光材料、放熱材料等用途に応じたビジネスパートナーと連携を行う予定である
実用化・事業化にあたっての課題
・売上金額が少ないことが課題である。
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社燃焼合成 札幌R&Dセンター |
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事業管理機関 | 一般社団法人北海道発明協会 |
研究等実施機関 | 国立大学法人北海道大学 富士工業株式会社 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社燃焼合成(法人番号:108000101813) |
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事業内容 | 窒化物セラミックスの製造販売 |
社員数 | 5 名 |
生産拠点 | 札幌市東区東苗穂3条3丁目2番86号 |
本社所在地 | 〒007-0803 北海道札幌市東区東苗穂3条3丁目2-86 |
ホームページ | http://www.c-syn.com/ |
連絡先窓口 | 代表取締役社長 鏡 好晴 |
メールアドレス | kagami@c-syn.com |
電話番号 | 011-776-7406 |
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