複合・新機能材料
高効率・低コストなバイオエタノール製造技術の開発により、環境配慮型タオル製造事業を活性化
東京都
日本環境設計株式会社
2021年2月19日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 織染技術を高度化した綿繊維からの高効率バイオエタノール生産技術の開発 |
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基盤技術分野 | 複合・新機能材料 |
対象となる産業分野 | 環境・エネルギー、繊維 |
産業分野でのニーズ対応 | 環境配慮、低コスト化 |
キーワード | バイオエタノール、エコタオル |
事業化状況 | 実用化に成功し事業化に向けて取り組み中 |
事業実施年度 | 平成23年度~平成25年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
焼却処分されている繊維くずの有効利用と環境配慮型のタオルの販売というタオル製造事業者のニーズがあるため、織染技術の高度化により、高効率なバイオエタノール製造技術を開発する。具体的には、綿繊維の結晶化度を低減して糖化率を向上させる前処理技術と酵素を繰り返し再使用する技術を開発し、コストを大幅削減する。これにより、多くの繊維製品製造企業の賛同が得られるとともに、国内外の繊維産業への波及も期待できる
開発した技術のポイント
織染技術を高度化し、綿繊維の結晶化度を低減する前処理技術や、酵素を繰り返し使用する技術(固定化酵素)を開発することにより、高効率・低コストなバイオエタノール製造技術を開発する
(新技術)
綿繊維の結晶化度を低減して糖化率を向上させる前処理技術、酵素を繰り返し使用する技術(固定化酵素)を開発する
(新技術の特徴)
綿繊維(故繊維)からバイオエタノールを製造する工程の高効率化・低コスト化が可能になる
具体的な成果
・繊維加工技術を応用した前処理技術の開発
-綿繊維の結晶化度を低下させることで糖化率を向上させる方法を確立した
・酵素固定化技術を活用した酵素再使用技術の開発
-水溶性多糖類の糖化に有効な酵素を選定した
-固定化酵素の作製・性能評価を実施した等
・前処理技術および酵素再使用技術を利用できる実証装置の開発
-開発した前処理および固定化酵素を利用できる実証装置を製造し設置した
研究開発成果の利用シーン
・バイオエタノールをエネルギーとして加工した環境配慮型タオル
・高効率・低コストなバイオエタノール製造技術を活用したサービス
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
従来技術では平成24年10月からタオル製造事業者2社が参加して、事業化しましたが、現在は参加事業者が脱退により本事業は休止中。一方、本事業により高度化した綿繊維の糖化技術を応用して製造した糖液をバイオジェット燃料化する技術開発も実施中。これにより、より付加価値の高い事業に発展する可能性を模索しています。
提携可能な製品・サービス内容
技術コンサルティング
製品・サービスのPRポイント
・タオルくず(綿繊維)を原料としたバイオエタノールの製造コストを削減し、環境配慮型タオル製造事業の採算性を向上
-綿繊維の結晶化度を低減して糖化率を向上させる前処理技術と、酵素を繰り返し使用する技術(固定化酵素)を開発したことにより、タオルくずをリサイクルしてバイオエタノールを製造するコストが大幅に削減される
-これにより、本事業への参画コスト低減が実現する
・環境配慮型タオルの開発を通じて、製品のイメージアップへと貢献
-焼却処分されているタオルくずをエネルギーとして再生し、有効利用することにより、環境配慮型のタオル製品として環境意識の高い顧客に訴求することができる
今後の実用化・事業化の見通し
従来技術では平成24年10月からタオル製造事業者2社が参加して、事業化しましたが、現在は参加事業者が脱退により本事業は休止中。一方、本事業により高度化した綿繊維の糖化技術を応用して製造した糖液をバイオジェット燃料化する技術開発も実施中。これにより、より付加価値の高い事業に発展する可能性を模索しています。
実用化・事業化にあたっての課題
生産コストの低減
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 日本環境設計株式会社 今治繊維リサイクル工場 |
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事業管理機関 | 一般財団法人四国産業・技術振興センター |
研究等実施機関 | 東洋電化工業株式会社 大和染工株式会社 愛媛県産業技術研究所 繊維産業技術センター |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 日本環境設計株式会社(法人番号:1010001141246) |
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事業内容 | リサイクル文化・生活の創造=リサイクルインフラの提供事業 |
社員数 | 80 名 |
生産拠点 | 北九州響灘工場 |
本社所在地 | 〒100-6025 東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビルディング25F |
ホームページ | http://www.jeplan.co.jp/ |
連絡先窓口 | 伊賀大悟 |
メールアドレス | daigo-iga@jeplan.co.jp |
電話番号 | 093-701-6333 |
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