立体造形
小型、耐久性に優れた薄型・広帯域電波吸収体の提供を通じて、電波環境対策に幅広く貢献!
兵庫県
明興産業株式会社
2020年4月12日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 薄型広帯域電波吸収体の開発 |
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基盤技術分野 | 立体造形 |
対象となる産業分野 | 産業機械 |
産業分野でのニーズ対応 | 高性能化(信頼性・安全性向上) |
キーワード | 電波吸収 |
事業化状況 | 研究中止または停滞中 |
事業実施年度 | 平成23年度~平成25年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
近年、携帯電話をはじめとして情報社会化で多くの無線電波機器が使用され、電波環境は悪化が進んでおり、その対策として高機能・高性能の電波吸収体が求められている。従来の広帯域電波吸収体は大型で強度も十分でなかったが、樹脂内に厚み方向に密度を変化させた磁性体を配置する新方式の薄型・広帯域電波吸収体を開発した。本技術を基に電波暗室、暗箱向け、さらには電波吸収建材向けの、薄型・広帯域電波吸収材料を開発する
開発した技術のポイント
樹脂内に厚み方向に密度を変化させた磁性体を配置する新方式の薄型・広帯域電波吸収体を開発し、それを基に電波暗室、暗箱向け、さらには電波吸収建材向けの薄型・広帯域電波吸収材料を開発する
(新技術)
新方式の薄型・広帯域電波吸収体を開発する
(新技術の特徴)
・薄型・広帯域電波吸収材料の提供が可能になる
・多様な場面での活用が可能になる
具体的な成果
・シミュレーション用データベースの作成
・シミュレーションによる最適濃度勾配の検証
・有限要素法を用いた電磁界シミュレーションによる電波吸収機構の詳細解明
・電界ベクトル回転法による大判サイズ電波吸収体の特性評価
・最適樹脂と磁性粉を用いた均質樹脂成形体の作製
・均質樹脂成形体の密度勾配評価
・電波吸収性能の改良技術の開発
研究開発成果の利用シーン
薄型で広帯域に対応が可能な電波吸収体
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
・建材向けの電波吸収体の性能は、ほぼ目標を達成している
・電波暗室向けの電波吸収体の性能は、当初目標の磁性体の高濃度部の密度を上げることや、吸収体の3次元形状を工夫する等の対策がより必要になる
提携可能な製品・サービス内容
設計・製作
製品・サービスのPRポイント
・新方式の薄型・広帯域電波吸収体により、既存用途の置き換えとともに新規用途での展開が可能
-従来の広帯域電波吸収体は大型であり強度も十分ではなかった
-樹脂内に厚み方向に密度を変化させた磁性体を配置する新方式の薄型・広帯域電波吸収体を開発したことで、サイズを抑えて高性能な電波吸収材の提供が可能になった
-暗室、暗箱や電波吸収建材での電波吸収材の適用が可能になり、従来ニーズでの課題解決が可能になっただけではなく、耐久性を必要とする用途など、今までは性能面で適用が難しかった多様なニーズへの展開が可能になる
・情報社会における電波環境対策に幅広く貢献
-薄型・広帯域電波吸収体は、電波暗室と建材の他にも船舶用レーダー等へも適用可能である
-多くの無線電波機器が使用される情報社会での、電波環境悪化への対策に幅広く貢献する
今後の実用化・事業化の見通し
・船舶用レーダー偽像対策をはじめとする各種用途への適用を検討していく予定である
・今後川下ニーズの抽出と提案の活動を進めて商品イメージを明確にし、それに合わせた吸収体の設計と試作を行っていく予定である
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 明興産業株式会社 |
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事業管理機関 | 公益財団法人新産業創造研究機構 |
研究等実施機関 | 国立大学法人大阪大学 長田電機株式会社 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 明興産業株式会社(法人番号:6140001016975) |
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事業内容 | プラスチック成型・加工、電鉄・電力向電機機器、情報通信機器販売・メンテナンス、ソフト開発、各種新製品開発等 |
社員数 | 100 名 |
本社所在地 | 〒653-0032 兵庫県神戸市長田区苅藻通1丁目3番1号 |
ホームページ | http://www.meikos.co.jp/ |
連絡先窓口 | 代表取締役会長 下土井康晴 |
メールアドレス | yshimo@meikos.co.jp |
電話番号 | 078-651-5271 |
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