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情報処理

高度な画像処理と新たな近赤外線ファイババンドルの開発により、腹腔鏡手術件数が飛躍的に増加、新たな市場を開拓

北海道

北都システム株式会社

2020年4月11日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 胃癌センチネルリンパ節診断用近赤外線蛍光画像腹腔鏡システムの研究開発
基盤技術分野 情報処理
対象となる産業分野 医療・健康・介護
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(信頼性・安全性向上)
キーワード 胃癌センチネルリンパ節診断
事業化状況 研究実施中
事業実施年度 平成23年度~平成25年度

プロジェクトの詳細

事業概要

早期癌患者のQOLを高める胃癌センチネルリンパ節診断用近赤外線蛍光腹腔鏡システムを実現するため、既存の内視鏡蛍光画像装置及び市販された食道再建術と併用する赤外線観察カメラシステムをソフトウェア技術の高度化と腹腔鏡用プラスチックファイバの制作により新しい診断システムを開発する

開発した技術のポイント

インドシアニングリーン(ICG)を用いた既存の赤外線観察カメラシステムをベースに、ソフトウェア技術の高度化と腹腔鏡用近赤外線ファイババンドルの製作により、新しい診断システムを研究開発する
(新技術)
胃癌センチネルリンパ節診断による機能温存胃切除を行う
(新技術の特徴)
腹腔鏡システムによる手術により、患者の負担を大きく軽減できる

具体的な成果

・より高度な組込みソフトウェアの技術の開発
‐画像処理技術・制御方式・ユーザーインターフェイスの研究開発を行った
・腹腔鏡用近赤外線ファイババンドルの研究開発
‐腹腔鏡近赤外カメラ用ファイババンドルに使用する光ファイバの材料選定を行った
‐腹腔鏡近赤外レーザ用ファイババンドル・近赤外カメラ用ファイババンドルの開発を行った
・近赤外線蛍光画像腹腔鏡システムの開発

研究開発成果の利用シーン

・可視光画像単独・近赤外蛍光画像単独・可視光画像と近赤外蛍光画像の合成画像を表示可能な画像技術、ならびにICGスペクトル検出可能な腹腔鏡近赤外レーザ用ファイババンドルの試作品
・胃癌センチネルリンパ節診断用近赤外線蛍光画像腹腔鏡システムの試作品

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

・可視光画像単独、近赤外蛍光画像単独、可視光画像と近赤外蛍光画像の合成画像を表示できた
・試作した腹腔鏡近赤外レーザ用ファイババンドルが、目標とする近赤外の高い透過率に達成した
・システムを試作し、6回の動物実験すべてにおいて、センチネルリンパ節の検出に成功した

提携可能な製品・サービス内容

共同研究・共同開発

製品・サービスのPRポイント

・腹腔鏡システムの高度化による市場拡大
‐胃癌センチネルリンパ節診断用近赤外線蛍光画像腹腔鏡システムが実現することによって、現行の定型手術である胃切除が腹腔鏡システムに置き換わり、市場が大幅に拡大する
・腹腔鏡手術の適用範囲拡大による市場の拡大
‐胃癌のみならず大腸癌、食道癌、肝臓癌など消化器固形癌にも応用可能であり、市場が大幅に拡大する
・正診率の向上による市場拡大
‐患者の負荷を軽減し、かつ正診率の向上が期待され、適用事例が飛躍的に増加する

今後の実用化・事業化の見通し

・本システムの事業化・製品化を実現するために、腹腔鏡の製造、販売を行っている会社との共同開発を目的に、国内大手医療機器メーカーと接触している最中であり、技術の一部事業化の見通しが立っている
・今後は展示や研究発表、新聞・テレビなどのマスメディアによる宣伝を行う予定である日本国内では腹腔鏡の製造メーカーが極めて少ないため、海外企業と連携して事業化することも視野に入れて展開する
・日本国内では腹腔鏡の製造メーカーが極めて少ないため、海外企業と連携して事業化することも視野に入れて展開する

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 北都システム株式会社
事業管理機関 特定非営利活動法人ホトニクスワールドコンソーシアム
研究等実施機関 東京特殊電線株式会社
KKR札幌医療センター
学校法人公立千歳科学技術大学

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 北都システム株式会社(法人番号:2430001015010)
事業内容 ソリューション事業:組み込みソフトウェア、Webシステム、業務アプリケーション開発プロダクト事業:クラウドサービスを通じた様々なコミュニケーション課題解決の支援
社員数 205 名
本社所在地 〒004-0052 北海道札幌市厚別区厚別中央2条3丁目5-11
連絡先窓口 管理本部
メールアドレス webmaster@hscnet.co.jp
電話番号 011-896-7571