情報処理
汎用性の高い開発支援フレームワークを実現し、企業の新製品開発の生産性を劇的に高める
山口県
株式会社プライムゲート
2020年4月10日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 画像・動画処理用C言語のLSI化の支援システム開発 |
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基盤技術分野 | 情報処理 |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護、自動車、ロボット、産業機械、情報通信、スマート家電、半導体、エレクトロニクス |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(既存機能の性能向上)、高性能化(小型化・軽量化)、高性能化(信頼性・安全性向上)、高性能化(精度向上)、高効率化(同じ生産量に対するリソースの削減)、高効率化(工程短縮)、高効率化(人件費削減)、高効率化(生産性増加) |
キーワード | LSI、高位合成、C言語、半導体 |
事業化状況 | 研究実施中 |
事業実施年度 | 平成21年度~平成21年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
現在、高度に変化する製品の機能の要望に対して設計技術者不足となっている現状があり、技術者のいる特定企業への回路設計が集中することでコストの増大が起こっている。本研究開発では新製品開発における動作制御部分の開発においてC言語を用いた汎用性のあるフレームワークを開発し、川下企業の新製品開発の開発時間を1/10に削減、また、生産性を30%向上させることによりコスト削減を目指す
開発した技術のポイント
C言語を用いた汎用性ある開発支援フレームワークの構築
・新製品開発における動作制御部分の開発にターゲットを当て、開発期間短縮と工数低減を目的に、周辺ハードウェアの最新データベースを持ち、C言語を用いた汎用性のある開発支援ツールを開発する
→川下企業の新製品開発時間:1/10に削減
→川下企業の新製品開発の生産性:30%向上
(新技術)
・研究所レベルと事業所レベルのギャップを埋めるため、I/Fシステムを構築し、研究所レベルからのPC用ソフトウェアを、画像圧縮システムソフトウェアとして組み込み、ソフト、画像圧縮用LSI及び周辺メモリ等の実装可能な形態を、事業所レベルへアウトプットする
・本I/Fシステムではフレームワークは以下の3要素で構成される
-マニュアル・手順書等
-統合置換ソフトウェアFgen
-各種特定用途用ユニットとインターフェース部
具体的な成果
・生産性向上技術の確立
-本事業で構築された開発支援フレームワークCDEF、画像圧縮用ユニット及び高位合成結果をすべて連結した場合に、生産性は、従来開発手法の2.7倍に達するという成果を得た
・高位合成ツール向けライブラリやIPの開発
-高位合成向けかつ画像圧縮用のライブラリやIP(LSIを構成するために必要な機能ブロック)の整備により、ソフトIP作成の工数を約43%削減し、生産性を1.8倍向上する可能性が示唆された
・画像・動画技術開発
-画像圧縮用途向けのソフトウェア開発手法として、アルゴリズムレベルから実装レベルのソフトウェアへの開発工程を詳細に検討した結果、ユニット部分としての工数が約25%短縮され、生産性は約1.3倍向上することが見込まれた
・ソフトウェアをLSI化する設計手法の生産性向上方法の開発
-分離・設計・検証の各作業を手順化し、これに沿った記述フォーマット及び検証環境雛形を作成した。また、これらを実際に使用してアルゴリズムレベルのC言語ソースコードを高位合成し、手順の妥当性を確認した
-手順の効果として、生産性が最大で3.0倍(67%削減)向上するという予測結果が得られた
知財出願や広報活動等の状況
・論文:SystemCジャパン2010講演論文
・出展:ESEC2010(H22.5)
研究開発成果の利用シーン
ソフトウェア、LSI及び装置開発の総合的支援システムとして用いることで、従来設計環境比10倍の生産性向上を目指していく
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
・展示会にて実演済み
・日本の半導体および電気メーカの業績悪化による需要低迷のため、事業化速度停滞中。
提携可能な製品・サービス内容
設計・製作、共同研究・共同開発、技術ライセンス、技術コンサルティング
製品・サービスのPRポイント
・工数削減:従来設計手法比で工数を1/10に削減可能
・精度向上:従来設計手法比10倍の精度でトレース可能
・開発期間短縮:従来設計手法比10倍のスピードで設計可能
今後の実用化・事業化の見通し
補完研究を継続しながら、実用化後の販路開拓を目指す
・目標値未達部分を克服すべく、補完研究を継続している。また、現在の経済環境を考慮して、順次、着目すべき補完研究テーマの抽出を行っている
・販路開拓と並行しながら、顧客ニーズへの対応を進めている
・H27年9月の実用化を目指している。実用化後は、山口産業振興財団の販路実績を基に地元企業への販路開拓を行うと同時に、共同研究者のスピナカー・システムズ社経由で大手電気、自動車メーカへの販路開拓を行う
実用化・事業化にあたっての課題
日本の半導体および電気メーカの業績悪化による需要低迷のため、事業化速度停滞中。
事業化に向けた提携や連携の希望
日本または海外の半導体商社との連携
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社プライムゲート 山口LSIセンター |
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事業管理機関 | 株式会社プライムゲート |
研究等実施機関 | 株式会社プライムゲート |
アドバイザー | 早稲田大学 大学院情報生産システム研究科 教授 渡邊 孝博 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社プライムゲート(法人番号:6250001004003) |
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事業内容 | ASIC/FPGAの回路設計、設計コンサルティング、アプリケーションソフト開発 |
社員数 | 24 名 |
本社所在地 | 〒755-0153 山口県宇部市床波1-6-13 |
ホームページ | http://www.prime-gate.com |
連絡先窓口 | 代表取締役 梅田芳直 |
メールアドレス | ML_SOUMU@primegate.co.jp |
電話番号 | 0836-54-0016 |
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