研究開発された技術紹介

1)マルチピンホールコリメータの開発2)増幅回路を含めた電子回路のデジタル化開発3)SPECT装置とX線装置を一体化する装置開発4)画像取得、画像解析及び運用操作などを統合する統合GUIソフトウエアの開発

SPECT装置の検出感度の改善、フルデジタル検出器回路の開発、高解像度SPECT画像を得るためのコリメータの開発、局所領域を拡大するマルチピンホールコリメータの試作・検討を行い、操作性向上のため装置搭載の機能ソフトウェアを共通プラットフォームで作成、統合した統合化ソフトウェアを開発する
(新技術)
検出器出力信号のフルデジタル化によって固有空間解像度は2mm以下に改善された
(新技術の特徴)
デジタル信号処理によって、ノイズが抑制され、検出位置推定精度が高くなるため、解像度が高くなる

・検出器フルデジタル回路を新開発
-フルデジタル化によりノイズが抑制、検出位置推定精度が向上し、2mm以下の検出器解像度を実現した
・高解像度用コリメータを開発
-フルデジタル検出器と組み合わせ、5mm以下の高い空間解像度のSPECT画像が得られた
・検出器２台搭載SPECT装置の開発
-検出器感度が２倍に改善された
・統合化ソフトウェアを開発
-SPECT/CT装置に実装される各ソフトウェアを共通プラットフォームで作成し、これらを統合した統合化ソフトウェアを開発した

・フルデジタル高解像度検出器を搭載したSPECT/CT装置
・フルデジタル高解像度検出器ユニット(将来的に提供)
・高解像度3次元放射線計測技術(将来的に提供)

・実用化間近の高解像SPECT装置を開発したが、社内リソースの確保が難しく開発プロジェクトは解散。
・プロジェクト責任者も3年前に定年退職されており、研究の継続は難しい状況である。

・従来製品では実現出来なかった医療機器を提供します。
-コンパクトに精度良くデータを収集できるよう3次元CAD設計を行い、位置決めに係る駆動機構の最適化設計が可能です。
-その結果、コンパクトな安定して動作する駆動機構の設計が可能です。
・動作や操作性の改善により、実用性が向上します。
-ケーブル配線、ベッド動作、ストッパー機能、操作画面、振動抑制等に関して改良を行い、安全性、品質、操作性、保守性の改善が可能です。
-統合化ソフトウェアの開発により、操作性が向上が可能です。

・SPECT装置に関しては実用化は困難な状況。
・同モデルの開発を通りして培った技術を基に、新規医療機器開発に取り組みます。