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研究開発された技術紹介

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機械制御

血液破壊を軽減させた人工透析用ポンプ及び携帯型インスリンポンプの開発

大阪府

株式会社アクアテック

2020年4月6日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 高度な制御機能を有するモータ一体化ダイレクトドライブ型医療用チューブポンプの開発
基盤技術分野 機械制御
対象となる産業分野 医療・健康・介護、農業
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(小型化・軽量化)
キーワード 微小流量コントロール、マイクロポンプ、細胞培養、血球を破壊しないポンプ
事業化状況 研究実施中
事業実施年度 平成22年度~平成24年度

プロジェクトの詳細

事業概要

本研究では、動力伝達、電子部品・デバイスの実装およびプラスチック成形加工等に関わる技術を、医療分野で多用されるポンプを医療現場の視点から、操作や機構面での改善、信頼性の確保と患者への負担の軽減を目指し、チューブポンプの開発に独自の技術をもつ株式会社アクアテックと、実際の治験とモータの開発に実績のある大阪大学とが連携することで、患者に優しい機能と信頼性とを併せもつ医療用ポンプの開発を行なう

開発した技術のポイント

モータ一体化ダイレクトドライブ型チューブポンプを開発し、透析用循環ポンプ及びインスリン持続注入用ポンプの小型軽量化、強度・耐久性の向上、血球成分の損壊を抑制する
(新技術)
A.リングポンプを使用したチューブミッドプレス方式をいる B.マイクロチューブポンプ及びステッピングモータを使用してダイレクトにポンプを駆動する
(新技術の特徴)
A.血球破壊を低減するB.1μl/分以下のマイクロ流路を構成する派生技術として前述のマイクロポンプのシリーズを製品化しており超微小流体をコントロールする場面での用途が拡大している。

具体的な成果

派生技術に基づく開発製品の事業化
Ringpump RP-TX, RP-HX等

Micro Ring Pump RP-HX シリーズ
Micro Ring Pump RP-TX
研究開発成果の利用シーン

μリットル(100万分の1リットル)/min.レベルの超微少流体をコントロールするポンプを製品化し、分析機器分野、細胞培養分野その他再生医療に関わる研究等での使用例が拡大中である。

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

主テーマの事業化の見通しが立たない中で、派生技術として開発されたマイクロポンプの用途が拡大し製品の販売が順調に伸長している。

提携可能な製品・サービス内容

設計・製作、共同研究・共同開発

製品・サービスのPRポイント

・マイクロチューブポンプ 
-マイクロポンプとコントローラーを一体化
・脈流レスマイクロチューブポンプ
-脈流を大幅に低減
・ボールポンプ
-磁石と金属ボールを活用した画期的なポンプ(特許出願済み)
・流量計
-マイクロ流量を簡単に経済的に計測(特許出願済み)

今後の実用化・事業化の見通し

・医療機器メーカーとタイアップして使い勝手、安全対策等、医療機器特有の課題について取り組む計画である
・マイクロチューブポンプの新用途が開け、新たな用途に対応した各種マイクロポンプを開発中である

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 株式会社アクアテック 本社
事業管理機関 株式会社アクアテック 本社
研究等実施機関 国立大学法人大阪大学 医学部付属病院未来医療センター、先端イノベーションセンター
株式会社アクアテック 本社

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 株式会社アクアテック(法人番号:4122001008989)
事業内容 チューブポンプ開発、製造、販売
社員数 37 名
生産拠点 大阪府内
本社所在地 〒574-0042 大阪府大東市大野2-1-13
ホームページ http://www.ringpump-aquatech.co.jp
連絡先窓口 管理部 高橋尚
メールアドレス takahashi@ringpump-aquatech.co.jp
電話番号 072-806-3210