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「コバリオン」の耐酸化性に優れた特性を活用し、歯科補綴物用ディスク材を開発

株式会社エイワ(岩手県)
常務取締役 佐々木雄大

成形における酸化物の除去作業を省力化する歯科補綴物用ディスク材を開発

会社紹介

 株式会社エイワは、ボートのパーツを中心としたFRP成型加工業から始まり、平成22年3月に金属事業部を開設。特殊合金の製造業を開始した。
 様々な特殊合金の溶解から鍛造、圧延(棒材、板材)の一貫生産を行っている。特殊合金は10㎏~100㎏で製造可能で短納期での製造や大手特殊鋼メーカーでは対応が難しい、新製品開発に必要な試作にも対応している。

製造作業の様子
「コバリオンLC」を用いた人工股関節

「コバリオン」について

歯科補綴物用のディスク材

「コバリオン」は岩手県の産学官連携で開発された低ニッケルのコバルト合金。商標登録され株式会社エイワでしか製造できない。
 様々な種類があるコバリオンの中でも代表作の「コバリオンLC」は耐食性・耐摩耗性・機械強度・延性などが高いのが特徴で、 整形外科分野の人工関節などに適している。
 サポインで開発された 歯科補綴物用ディスク材「コバリオンDSK」は、組織が均一化され、且つ耐食性・耐酸化性に優れているのが特徴。

サポイン事業で開発した歯科補綴物用ディスク(コバリオン)を活用するメリット

「コバリオン」を用いた歯科補綴物

 現在の歯科医療では、審美性も求められる。合金に陶材を焼き付けるが、その際に合金が酸化してしまう。その酸化物を除去するために歯科技工士が苦労している。
 「コバリオン」は、耐酸化性が高く、陶材を焼き付けても酸化しづらいため、酸化物の除去作業を省力化する事が可能である。

今後の展開

コバリオンを用いた試作品

 サポイン後、東北大学金属材料研究所、岩手大学と連携し、耐フッ酸腐食特性に優れたコバリオン101を開発した。調査の結果、フッ酸だけでなくさまざまな種類の酸に対し耐食性が優れていることが判明したため、「コバリオン」の今後の製品展開に大きな可能性を開いた。
 また、2018年度、鉄系で既存合金と比較し2倍の耐久性をもった合金の開発に成功した。(詳細は下記URL参照)
http://www.imr.tohoku.ac.jp/ja/news/results/detail---id-1147.html

紹介動画
サポイン技術情報
プロジェクト名:
CAD/CAM技術を応用した歯科補綴物に適する生体用コバルト合金圧延材の製造技術の開発
事業実施年度:
平成23年度~平成25年度