バイオ
ゲノム編集技術を用いた品種改良により、従来の品種改良よりも短い期間で高付加価値な魚類および甲殻類の品種開発を行う。
京都府
リージョナルフィッシュ株式会社
2026年3月31日更新
プロジェクトの基本情報
| プロジェクト名 | 超高速育種技術による高収率な優良水産物品種の開発 |
|---|---|
| 基盤技術分野 | バイオ |
| 対象となる産業分野 | 食品、水産養殖業 |
| 産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高効率化(人件費削減)、高効率化(生産性増加) |
| キーワード | 品種改良、高成長、魚類、甲殻類、育種プログラム |
| 事業化状況 | 実用化間近 |
| 事業実施年度 | 令和4年度~令和6年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
本事業では、ゲノム編集技術を利用した「ゲノム編集育種」による水産物の品種改良を手掛けている。従来型の品種改良法が数十年を要するのに対し、ゲノム編集育種はわずか数年で品種開発を完了させることができる超高速の品種改良技術である。外来遺伝子の挿入を伴わないため、遺伝子組換えには該当せず、品種改良として整理されている。本事業では、対象魚類および対象甲殻類を対して、高付加価値品種をゲノム編集育種により作製する。
開発した技術のポイント
・対象魚類および対象甲殻類で高い生産性と高付加価値化を実現させるための品種改良
・育種プログラムの策定
具体的な成果
・対象魚類については、複数の生産関連指標において、既存系統と比較して有意な性能向上が確認された
・対象魚類における複数形質の同時改良では、一部の形質については改善の方向性が確認された一方で、成長性に関しては今後の検証課題が残っている
・対象甲殻類では、特定形質に関与する候補因子に対し操作可能な評価系を構築し、形態・外観に関する表現型の変化を通じて当該因子の機能の一部を確認した
・育種プログラムについては、個体間の情報に基づき多様性の維持と改良効率の両立を図る交配・選抜計画の設計プロセスを整備した
知財出願や広報活動等の状況
研究開発成果の利用シーン
・対象魚種を用いた養殖:複数形質を同時に改良した系統の導入により、生産効率の一層の向上が見込まれる
・水産物の品種改良:得られた知見および技術的枠組みは、多様な水産生物の改良に横展開可能な汎用性を有する
・育種プログラム:遺伝情報を踏まえて多様性を維持しつつ改良を進める育種プログラムを構築しており、近交による性能低下を回避しながら優良系統の継続的な供給が可能となる。本枠組みは特定の魚種に限定されず、幅広い対象への適用が見込まれる
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
高い生産性が期待される系統の一部は実用段階に近いフェーズに到達している。一方で、複数形質を併せ持つ他の系統については、さらなる性能検証および改良が必要であり、品種としての確立と評価の高度化を目指した研究開発を継続している。実用化に近い系統については、事業化の初期段階として、限定的な提供を通じた流通条件や販売チャネルの検証を進めている。
提携可能な製品・サービス内容
設計・製作、共同研究・共同開発
製品・サービスのPRポイント
・超高速育種技術: 従来数十年かかる品種開発をわずか数年で完了させる革新的技術
・確実な形質付与: 標的遺伝子に確実に変異を導入し、比較的少数の個体で目的形質を取得可能
・高い生産性向上効果: 一部系統の生産関連指標において、従来系統を上回る改善効果を確認
・遺伝的多様度維持: 近交弱勢を回避する持続的な量産化システムを構築
今後の実用化・事業化の見通し
・対象魚類の事業展開に向けた初期段階として、試験的な供給を通じた流通・マーケット側での受容性の確認を進めている
・複数形質改良系統においては、生産性指標を維持しながら別の形質を両立させるため、追加的な改良・評価を継続
・対象甲殻類においては、品種としての安定化と評価体系の確立に向けた研究開発を継続しており、外的要因の影響も踏まえた開発スケジュールを引いている
実用化・事業化にあたっての課題
プロジェクトの実施体制
| 主たる研究等実施機関 | リージョナルフィッシュ株式会社 |
|---|---|
| 事業管理機関 | リージョナルフィッシュ株式会社 |
| 研究等実施機関 | リージョナルフィッシュ株式会社 国立大学法人東京海洋大学 国立大学法人京都大学 |
主たる研究等実施機関 企業情報
| 企業名 | リージョナルフィッシュ株式会社(法人番号:7130001064314) |
|---|---|
| 事業内容 | ゲノム編集技術をはじめとする品種改良、および養殖自動化技術に係る研究、開発、マーケティング、企画、販売 |
| 社員数 | 91 名 |
| 本社所在地 | 〒606-8305 京都府京都市左京区吉田本町36番地1京都大学国際科学イノベーション棟 |
| ホームページ | https://regional.fish/ |
| 連絡先窓口 | リージョナルフィッシュ株式会社 研究開発部・荻野哲也 |
| メールアドレス | info@regional.fish |
| 電話番号 | 075-600-2961 |
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