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研究開発された技術紹介

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バイオ

細胞を用いた医療を加速する細胞精製装置の開発

東京都

株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズ

2026年1月26日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 細胞を用いた医療を加速する細胞精製装置の開発
基盤技術分野 バイオ
対象となる産業分野 医療・健康・介護
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)
キーワード 細胞、再生医療、創薬
事業化状況 実用化に成功し事業化に向けて取り組み中
事業実施年度 令和4年度~令和6年度

プロジェクトの詳細

事業概要

従来のセルソーターでは細胞をダメージなく分離することが困難である。加えて、細胞が通過する流路やフローセルは交換型ではないため、前回のサンプルがごく僅かであるが混入する「クロスコンタミネーション」の課題もある。当社のマイクロ流路を用いたセルソーター技術では、「ダメージフリー」と「クロスコンタミネーション・フリー」を実現している。しかし、処理速度および総処理細胞数の点で劣る。これを解決する開発を行った。

開発した技術のポイント

当社のマイクロ流路チップを用いたセルソーティング技術の上記のアドバンテージを維持したまま、処理速度が遅い課題と大量のサンプルに未対応の課題の解決に取り組んだ。

具体的には、ソーティング処理速度の向上のためのマイクロ流路チップの開発や、連続運転への対応、装置内培養環境の開発、安全規格への適合、開発装置の評価という4つの開発テーマを設定し、実施した。
1)三次元収束マイクロ流路チップの開発
2)高速AD変換基板の開発
3)連続送液装置の開発
4)装置内培養環境の維持機能

具体的な成果

処理速度向上と大量のサンプル対応のための以下の開発を行った。

・三次元収束マイクロ流路チップの開発
-サンプル流を従来の水平方向だけでなく垂直方向にも絞り込む構造を設計し、細胞速度の均一化を実現
・高速AD変換基板の開発
-細胞のリアルタイム解析処理速度を引き上るために、高速AD変換基板を開発
・連続送液装置の開発
-ソーター内の流路チップにサンプルの細胞懸濁液とシース液を連続的に送液する装置を開発
・装置内培養環境の維持機能
-装置の連続使用の際に、サンプル細胞のダメージを抑えるために、温度とCO2濃度をコントロールできる機構の開発

研究開発成果の利用シーン

細胞の研究、細胞を用いた医療の開発を行う会社が、高純度で安全な細胞を精製する際に用いる。より具体的は以下
・幹細胞、免疫細胞(T細胞、樹状細胞)、神経細胞等の研究者
・上記の細胞を用いて細胞治療の開発を行う再生医療のスタートアップや製薬会社

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

最終製品化に向けて、継続開発を実施中

提携可能な製品・サービス内容

製品製造、試験・分析・評価、共同研究・共同開発、技術ライセンス

製品・サービスのPRポイント

以下の特長を有するセルソーターである。
1)交換型マイクロ流路チップの採用
2)ダメージフリー&クロスコンタミネーション・フリー
3)従来セルソーターを同等程度の処理速度
4)大量のサンプルも連続サンプル供給で可能
5)長時間運転でも、サンプル細胞は、温度とCO2が制御され、活性を維持

今後の実用化・事業化の見通し

医療用細胞の精製の分野での事業化を目指す。
この分野ではセル・プロセシング・センター(細胞加工・精製施設)で医療用の細胞を製造している。このセル・プロセシング・センターでの高純度で安全な細胞精製のための装置として事業化を図る計画である。

事業化に向けた提携や連携の希望

医療用の細胞の精製を行う事業者。
より詳しくは、本開発技術を活用して、セル・プロセシング・センターでの高純度で安全な細胞精製を行いたい事業者との連携を希望する。

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズ
事業管理機関 学校法人中央大学
研究等実施機関 株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズ
学校法人中央大学

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズ(法人番号:8012401018678)
事業内容 生命科学用の分析装置の開発・製造・販売
社員数 30 名
本社所在地 〒184-0012 東京都小金井市中町2-16-17
ホームページ https://on-chip.co.jp/
連絡先窓口 株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズ 技術開発部 青木大一郎
メールアドレス d-aoki@on-chip.co.jp
電話番号 042-385-0461