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バイオ

新規修飾核酸5'-CP™を搭載したオリゴ核酸製造のための基盤技術の構築

大阪府

ルクサナバイオテク株式会社

2026年1月21日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 副作用の回避および体内動態の改善を示す新規修飾核酸の工業的製法の確立を指向した研究開発
基盤技術分野 バイオ
対象となる産業分野 医療・健康・介護
産業分野でのニーズ対応 高効率化(同じ生産量に対するリソースの削減)、高効率化(工程短縮)、高効率化(生産性増加)、低コスト化
キーワード 核酸医薬,毒性低減
事業化状況 実用化に成功し事業化間近
事業実施年度 令和4年度~令和6年度

プロジェクトの詳細

事業概要

当社では5'-CP™の優れた特性を生かし5'-CP™を搭載した核酸医薬開発を進めている。核酸医薬に利用されるヌクレオシドはアデノシン、チミジン、シチジン(もしくは5-メチルシチジン)、グアノシンの4種であり、医薬研究のためには4種のモノマーであるアミダイトをすべて取り揃える必要がある。本事業前に実施した社内の基礎検討では5'-CP™アミダイトの合成中間体の合成工程で一部ヌクレオシドの収率が低く、製造コストに課題が見られた。そこで本Go-tech事業では大阪大学、ルクサナバイオテク株式会社、株式会社ナード研究所の共同体制により、核酸医薬製造のための原料ユニットである5'-CP™アミダイトのより安価な工業的製法確立を目的とし、検討を行った。

開発した技術のポイント

・課題のあった5'-CP™-Gアミダイトについて、保護基の構造を最適化し自動合成機に適応可能な構造を有するアミダイトを設計した。
・設計したアミダイトの合成ルートを確立し、4種の5'-CP™アミダイトを提供可能な基盤を構築した。
・上記アミダイトを用いて合成された5'-CP™含有オリゴ核酸は、医薬研究のための品質を十分に満たすことを確認した。

具体的な成果

・4種の核酸塩基を有する5′-CPアミダイトの製造ルートを確立し、30-50g程度の試製に成功。
・上記の5'-CP™アミダイトを原料に、核酸医薬製造に利用されている自動合成機を用いて5'-CP™含有オリゴ核酸の試製を完了。
・5'-CP™アミダイトの製造販売権を協力会社にライセンスアウトし、市販化に向けた本製造を検討中。

知財出願や広報活動等の状況

本事業の成果の一部に基づく日本特許出願を行った。特願2025-101620「5'位修飾ヌクレオシドおよびそれを用いたオリゴヌクレオチドまたはその薬理学上許容される塩の製造方法」

研究開発成果の利用シーン

本Go-tech事業を通じて、4種ヌクレオシドの5'-CP™アミダイトの製造基盤を構築することに成功した。5'-CP™を導入したオリゴ核酸は酵素耐性増強に基づく生体内安定性の向上および細胞傷害性の低減に基づく肝毒性および中枢毒性の回避が可能であることから、国内外の製薬企業から様々な需要がある。今後より大量スケールでのモノマー原料の製造基盤が整備されることで、国内外の5'-CP™に対するニーズに対応可能となり、事業のさらなる拡大が期待される。

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

既に5'-CP™モノマーの提供依頼を国内外の製薬企業より受けており、パートナー会社主導のもと販売用アミダイトの製造を進めている。

提携可能な製品・サービス内容

共同研究・共同開発、技術ライセンス

製品・サービスのPRポイント

大阪大学大学院薬学研究科小比賀聡教授らのグループが創出した新規修飾核酸5'-CP™を搭載したオリゴ核酸は、生体内安定性と毒性改善の点で優れた特性を有する。当社においても、医薬品候補となる核酸分子の配列中に5'-CP™を組み込むことで、安全性を高められることを確認しており、この特性を生かした医薬品開発が拡大していくことを期待している。

今後の実用化・事業化の見通し

現在需要に応じたモノマーの製造をパートナー会社主導のもと行っている。共同研究等を通じて5'-CP™を搭載したオリゴ核酸の実用性検証を引き続き行い、需要の拡大も目指す。

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 ルクサナバイオテク株式会社
事業管理機関 国立大学法人大阪大学
研究等実施機関 国立大学法人大阪大学
株式会社ナード研究所

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 ルクサナバイオテク株式会社(法人番号:7120901039358)
事業内容 1. 製薬会社との共同創薬事業 2. XNAs技術ライセンス事業 3. 自社創薬事業 4. XNAsモノマーサプライ事業
社員数 23 名
本社所在地 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-8 テクノアライアンスC棟9F C907
ホームページ https://luxnabiotech.co.jp/
連絡先窓口 ルクサナバイオテク株式会社 セレスタ アジャヤラム
メールアドレス ajaya.shrestha@luxnabiotech.co.jp
電話番号 06-6170-1228