機械制御
農業の未来を変える!農作業と農薬・肥料の散布の自動化・効率化を実現!夫々の農地に併せた管理と散布自動化の時代へ!
北海道
株式会社農業情報設計社
2026年1月21日更新
プロジェクトの基本情報
| プロジェクト名 | 農業生産性向上に資する可変農作業制御デバイス及びデータ駆動型農業インターフェースの構築 |
|---|---|
| 基盤技術分野 | 機械制御 |
| 対象となる産業分野 | ロボット、農業、産業機械 |
| 産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(精度向上)、高効率化(人件費削減)、低コスト化 |
| キーワード | 可変農作業,農業自動化,農業効率化 |
| 事業化状況 | 実用化間近 |
| 事業実施年度 | 令和4年度~令和6年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
本事業は、農業生産性向上に資する可変農作業コントローラと可変農作業クラウドインターフェースを研究開発するものである。可変農作業マップとGNSSガイダンスを統合した低コストな制御デバイスを開発し、施肥・薬剤散布を圃場条件に応じて最適化する仕組みを構築した。さらに、農業情報設計社のガイダンスアプリAgriBus-NAVIとクラウドサービスAgriBus-Webを連携させ、圃場データや作業履歴のクラウド同期を実現。国際規格ISOBUS準拠の制御機能を備えたインターフェースを確立した。
開発した技術のポイント
・コントローラ・ハードウエアの開発と量産試作
ーGNSSガイダンスシステムと可変農作業技術を統合して利用可能なコントローラ・ハードウエアを開発し、量産試作を行った。
・ISOBUS機能の実装
ーコントローラ・ハードウエアにISOBUSで外部機器を自動制御して可変農作業を行うTC機能と外部機器を手動で操作するためのUT機能を実装し、通信に関する認証試験を行った。
ーAndroid OSで動作するGNSSガイダンスアプリAgriBus-NAVIにISOBUS-UT/TC表示機能を実装した。
・可変農作業マップ取り扱いソフトウエアの開発
ーISOBUS-TC機能で可変農作業を行う元となる可変農作業マップを取り扱うソフトウエアを開発した。
具体的な成果
第一に、高精度GNSS機器と農業機械制御が可能な計測制御機器を一体化し、量産試作機の仕様を決定・試作した。これにより、GNSSガイダンスと可変農作業技術を統合的に利用できるコントローラ・ハードウェアを実現した。第二に、ISOBUS準拠の制御機能として、外部機器を自動制御するTC(タスク・コントローラ)機能と、手動操作を行うUT(ユニバーサル・ターミナル)機能を実装した。さらに、国際団体AEFが提供するコンフォーマンス・テストを通じ、所定の通信要件を満たすことを確認した。第三に、ISOXML内の可変施肥情報の解釈および可視化を可能にする基盤技術を開発し、圃場・作業履歴・基準線データを保存できるクラウドデータ基盤を構築した。また、ガイダンスアプリのAgriBus-NAVIとクラウドサービスのAgriBus-Webを連携させ、農業データ同期プラットフォームを製品版に組み込み、可変農作業の実用化を支える環境を整備した。
知財出願や広報活動等の状況
本事業では、農研機構で開発されたソフトウエアや特許をライセンス契約により活用することで、ISOBUS対応ソフトの開発工数や認証予備試験への対応負担を大幅に削減している。また、出資を受けているドローンファンドが持つIP管理法人であるDrone IP Labの協力を得て知財を共同で包括的に取り扱いし、特許群として取り扱う体制の構築に向けた準備を行っている。
研究開発成果の利用シーン
開発した技術により、トラクタ等の農業機械に安価な制御デバイスを搭載することで、可変施肥・薬剤散布を自動的に最適化できる。これにより農作物の収穫量増大、品質向上とコスト低減に直結し、環境負荷の低減にも貢献する。
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
すでにパートナー(販売代理店)が約20社おり、これらのパートナーを通じて顧客にアプローチできる基盤は整っている。また、直販サイトやSNSを活用しデモ機を貸出、フィードバックを得ると共にSNSでの認知拡大により事業の認知と販売促進を図る。
提携可能な製品・サービス内容
製品製造、技術コンサルティング
製品・サービスのPRポイント
高精度なGNSS機器と農業機械の制御が可能な計測制御機器を一体化し、スマホ・タブレットと無線通信を行い、GNSSガイダンスシステムと可変農作業を統合できるシステム。これにより、圃場条件に応じた可変施肥・薬剤散布を実現。
今後の実用化・事業化の見通し
現時点のパートナー数は20社、1社あたり約4台の販売実績であり、今後は月1社のパートナー増加を計画。また直販サイトにおけるキャンペーンや啓蒙施策を実施することで、ダイレクト販売台数の増加を見込んでいる。海外においては、GNSSガイダンスアプリAgriBus-NAVIの世界有数のシェアを活用し、ブラジル展開を推進する。既存の構築した販売網および直販サイトを利用するとともに、国内におけるノウハウにローカライズを加えて横展開することで、販売台数の増加を見込んでいる。
実用化・事業化にあたっての課題
デモ機利用者からのフィードバックへの対応。また、海外市場展開における現地販売体制の整備。
事業化に向けた提携や連携の希望
国内農業機械メーカーとの提携・連携を希望。
プロジェクトの実施体制
| 主たる研究等実施機関 | 株式会社農業情報設計社 |
|---|---|
| 事業管理機関 | 公益財団法人北海道科学技術総合振興センター |
| 研究等実施機関 | クラウドファーム株式会社 とかち財団 |
| アドバイザー | 国立研究開発法人農業食品産業技術総合研究機構 株式会社ブラジル・ベンチャー・キャピタル 株式会社カトウAM |
参考情報
- 農業情報設計社ホームページ
- https://agri-info-design.com/product/
主たる研究等実施機関 企業情報
| 企業名 | 株式会社農業情報設計社(法人番号:1460101005537) |
|---|---|
| 事業内容 | 主な事業内容は次の通り。 ・農業における情報通信技術の利用に係る研究開発と知見の提供業務 ・コンピュータ及びセンサシステムの研究開発・試験・製造・輸入・販売 ・インターネットサービスの研究開発・提供 ・前各号に付帯又は関連する一切の業務 |
| 社員数 | 3 名 |
| 本社所在地 | 〒080-0018 北海道帯広市西8条南40丁目1-6 |
| ホームページ | https://agri-info-design.com/ |
| 連絡先窓口 | 農業情報設計社 濱田 安之 |
| メールアドレス | yasuyuki_hamada@agri-info-design.com |
| 電話番号 | 0155-67-8163 |
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