精密加工
世界一速い加工速度を実現する「レーザとロールtoロールの融合技術」で、新しい世界を創ります。
新潟県
株式会社ワイヤード
2025年1月24日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 加飾フィルムの高機能化を実現するロールtoロール レーザ穿孔広幅加工装置の研究開発 |
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基盤技術分野 | 精密加工 |
対象となる産業分野 | 自動車、広告 ディスプレイ |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加)、低コスト化、デザイン性・意匠性の向上 |
キーワード | 車載ディスプレイ,光学的操作パネル,デジタルサイネージ,レーザ描画,レーザ高速孔加工 |
事業化状況 | 実用化間近 |
事業実施年度 | 令和2年度~令和4年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
本研究は、加飾フィルムに対するレーザ穿孔技術を確立し、高機能なディスプレイパネルの開発を支援することを目的とした。加飾フィルムに高精度で微細な穴を開けることで、ディスプレイを使用していないときは美しい意匠が見え、使用時にはその意匠を損なわずに光が透過するという効果を実現している。ロールtoロールの加工装置を使用し、1,300mm幅までのフィルム加工が可能となった。
開発した技術のポイント
・広幅1,300mmまでの加飾フィルムの加工を実現
・摩擦を低減し、ピッチズレを防ぐ大型ドラムを使用
・レーザ発振器の出力調整により安定した加工品質を達成
・共振が発生しないスキャナー部の開発
具体的な成果
・1,300mm幅までのフィルム加工が可能なロールtoロールレーザ穿孔加工装置の開発
・摩擦やピッチズレの問題を解決し、安定した加工品質を実現
・次世代ディスプレイ用の高付加価値加飾フィルムの提供
知財出願や広報活動等の状況
特許出願なし
研究開発成果の利用シーン
本技術は、自動車の内装や家電製品など、デザイン性と機能性を兼ね備えたディスプレイパネルに応用される。将来的には、さらに広い市場展開が期待されており、壁紙やモビリティ分野への応用も視野に入れている。
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
開発されたロールtoロール加工装置は、既に複数の企業への実証試験が進行中であり、量産化に向けた取り組みが進められている。また、量産機の販売も目指している。
提携可能な製品・サービス内容
素材・部品製造
製品・サービスのPRポイント
ロールtoロールのレーザ穿孔加工技術により、高精度で大量生産が可能。
デザイン性と機能性を兼ね備えた次世代ディスプレイに最適な加飾フィルムを提供。
今後の実用化・事業化の見通し
今後は、さらに製造コストの削減と量産化技術の確立を進め、幅広い分野への応用が期待される。
特に、家電や自動車、壁紙分野への展開を目指している。
実用化・事業化にあたっての課題
・さらなるコスト削減
・量産化技術の向上
・フィルム端部の浮きやピッチズレのさらなる解決
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社ワイヤード |
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事業管理機関 | 公益財団法人にいがた産業創造機構 産業創造グループ 次世代産業チーム |
研究等実施機関 | 新潟県工業技術総合研究所 |
アドバイザー | 川下企業 装置商社 |
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社ワイヤード(法人番号:3110001029768) |
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事業内容 | レーザ応用技術開発とレーザ加工装置開発 |
社員数 | 14 名 |
生産拠点 | 本社工場 新潟県三条市北新保2-4-15 他に三条市内に2か所の拠点 |
本社所在地 | 〒955-0861 新潟県三条市北新保2-4-15 |
ホームページ | https://wired.jp.net/ |
連絡先窓口 | 執行役員 杣 直彦 |
メールアドレス | n-soma@wired.jp.net |
電話番号 | 0256-47-1255 |
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