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バイオ

選びぬいた発酵食品由来乳酸菌株による
安定型機能性化粧品素材/食品素材の新規開発

秋田県

株式会社秋田今野商店

2021年2月19日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 グローバル対応型の多機能性ブレンド乳酸菌素材の革新的開発
基盤技術分野 バイオ
対象となる産業分野 医療・健康・介護、食品、化粧品
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(耐久性向上)、高性能化(信頼性・安全性向上)、高効率化(人件費削減)、高効率化(生産性増加)、低コスト化
キーワード 乳酸菌、発酵、化粧品
事業化状況 実用化間近
事業実施年度 平成30年度~令和1年度

プロジェクトの詳細

事業概要

発酵食品由来微生物からなる1万株以上のライブラリーから選抜された乳酸菌を死菌化し、宗教、安全性、各国の制度などのグローバル対応可能な機能性素材粉末の開発を行う。従来の乳酸菌素材よりも安定性に優れ、高品質な死菌体製造技術の確立を行う。さらに、複数の乳酸菌死菌体の組み合わせによる機能的な相乗効果を有し、機能性食品と機能性化粧品両方に利用できるユニークな乳酸菌死菌体原料を開発する。

開発した技術のポイント

世界的に流通量の多い「動物性乳酸菌」や「生菌」型とは異なり、日本の発酵食品の特色でもある「植物性乳酸菌」を活用できる。
さらに安定性の高い素材「安定化乳酸菌」(乳酸菌死菌体)として、コンソーシアムの持つノウハウも活用することで、世界中への気候や流通への対応、さらに化粧品素材化が可能となる。さらに菌株の選択や製造方法の工夫により様々な宗教規格や海外法規制への対応が可能となる。
発酵食品由来の微生物資源、安全性、そして市場に対するイメージまで含め、その利点を最大限活用した製品開発が可能である。
これらの特色を生かし、グローバル市場(食品/化粧品)に向けて日本の発酵食品由来乳酸菌の素材展開が可能となる。

具体的な成果

①乳酸菌株ライブラリーの構築と機能性評価
-多様な生理活性が期待でき、培養生産性が良く、安全性やトレーサビリティー面も考慮した発酵食品分離株から、Lactobacillus属を中心とした乳酸菌ライブラリー(126株)を構成、機能性評価用スクリーニングソースを調整した。
-免疫機能、生体防御改善、バリア機能改善などの点から有効性評価のスクリーニングを実施した。結果、免疫賦活や角層補修、保湿等の様々な機能を保有し、かつ生産性が良好な開発候補乳酸菌5株を選抜した。
②安定化乳酸菌原料の生産確立
-使用原料や使用機器、生産方法を検討し、改良機器導入、マニュアル化、自動化、製造コストダウン、スケールアップを進めた。
-海外販売を見据え、特定アレルゲン不使用、動物由来原料不使用、海外輸出対応型の生産方法を確立した。
③安全性試験の実施
-開発候補乳酸菌5株の変異原性試験を実施し、すべて陰性であることを確認。これらの菌株は宗教/安全性/各国制度などのグローバル展開に対応可能で、海外流通に耐えうる高安定性を保持していた。

知財出願や広報活動等の状況

知財出願に関しては、選抜した乳酸菌5株に対する試験データを元に、現在準備中である。

研究開発成果の利用シーン

今回選定した乳酸菌5株と、製造方法を用いることで、
グローバル展開が可能な機能性食品・機能性化粧品を開発することが可能である。

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

今回の2年間の事業期間中で製品化には未だ至っていない。

提携可能な製品・サービス内容

素材・部品製造

製品・サービスのPRポイント

日本の発酵食品由来資源と伝統技術を活用し、科学技術や食品工学的手法と組み合わせ、食品と化粧品両方に利用できるユニークな機能性乳酸菌原料を開発した。開発した原料を使用し、グローバル展開が可能な機能性食品・機能性化粧品を開発することが可能である。

今後の実用化・事業化の見通し

今回安全性試験を実施した5株に対して、他の安全性試験や安定性試験を行う。これらの基準をクリアできればヒト試験によるさらなる機能性評価と安全性試験を実施の上、製品化する3株を選定する。この3株のブレンド比率を変えることにより、複数タイプの製品を開発していく。
海外への販売展開を通じ、乳酸菌の新規利用方法による市場の活性化、日本発信の乳酸菌素材の海外展開を目指す。
秋田今野商店や一丸ファルコスが持つ独自の販売ルートを利用して販売を行う。
プロモーションの機会として、これまでに一丸ファルコスで実績のある各種展示会、日経ヘルスをはじめとした雑誌、自社主催の原料紹介セミナーを利用する。

実用化・事業化にあたっての課題

いかに他社との製品との間に差別化をはかるか、高い訴求効果を得られるかが重要となる。事業化を進める上で、研究企画開発以上にシステマティックな販売機動力が求められる。
川下企業へのアプローチは、新型コロナウィルス感染蔓延により今後の事業化に多少の影響が出ることが予想されるが、各事業者の既存顧客のネットワークが広いため、これを活かし、web会議等を用いて営業活動を進捗させる予定である。広いニーズに対応した販売開拓システムを作っていくことが課題になる。

事業化に向けた提携や連携の希望

乳酸菌の持つ様々な機能性に注目が集まり、大手企業を含む新規の当該分野参入が増加している。競合品との差別化をはかる上で、より多くのエビデンスを得るために、関連する企業、大学、公設試との連携が重要となるので、当該分野での補完研究を積極的に進めていきたい。

プロジェクトの実施体制

サポイン事業者 株式会社秋田今野商店 技術部
事業管理機関 国立大学法人秋田大学 大学院理工学研究科、大学院医学系研究科、医学部附属病院
研究等実施機関 一丸ファルコス株式会社 開発部
アドバイザー 理化学研究所
北海道大学
シーアイディ

サポイン事業者 企業情報

企業名 株式会社秋田今野商店(法人番号:1410001008173)
事業内容 種麹、酵母、乳酸菌の製造販売
社員数 35名 名
生産拠点 秋田県大仙市内に6つの工場を保有
本社所在地 〒019-2112 秋田県大仙市字刈和野248
ホームページ http://www.akita-konno.co.jp
連絡先窓口 株式会社秋田今野商店 技術部 佐藤 冬彦
メールアドレス aok-lab@akita-konno.co.jp
電話番号 0187-75-1250