立体造形
自動車マウント部品の要求性能をみたす樹脂化による軽量化
埼玉県
PLAMO株式会社
2020年4月13日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 自動車マウント部品の樹脂化技術の開発 |
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基盤技術分野 | 立体造形 |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護、航空・宇宙、自動車、農業、産業機械、スマート家電、工作機械 |
事業化状況 | 実用化間近 |
事業実施年度 | 平成25年度~平成27年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
自動車産業において軽量化は燃費向上につながる重要なニーズとなっている。高強度に適用するプラスチック部品には厚肉を有する形状が不可欠となり、現在の成形技術は厚肉部にボイドやヒケの問題があり著しく強度低下となる。そこで成形機の高度化を図りシミュレーションと成形機の融合によりボイドレス成形による厚肉部を有する部品のヒケ制御、強度向上の成形技術を確立する
開発した技術のポイント
軽量化への取り組みに対する樹脂の要求性能、部品の要求性能に対応する、保有しているIMP工法/IMM工法の併用技術、量産化技術の研究開発
(新技術)
成形可能な製品形状に対して幅の広いものが対応でき、超肉厚成形品がボイドレスで加工できるIMP工法/IMM工法の併用技術、量産化技術
(新技術の特徴)
中型車、大型車用マウント部品の軽量化
具体的な成果
・デフマウント製品において川下企業より提示のあった目標数値を無事にクリアすることが出来た
・このデフマウントは非常に高い強度の必要な製品として樹脂化が行えないであろうと言われていた製品であるため、この成功はマウント部品の樹脂化に対して非常に有効な加工方法であることが評価された
・製造コスト面でも当初想定していたサイクル120秒を大きく下回り60秒で成形できており、コスト低減と当社の利益に繋がる良い結果となった
・様々な関係者との情報交換や企業間の連携が行え、良い関係作りが行えたことは、数値に表わせない成果と言って良い
研究開発成果の利用シーン
・大型車に採用可能な自動車用マウント部品(デファレンシャルギアボックスとシャーシを結合する)
・高信頼性が要求される用途への展開が可能な樹脂化技術
実用化・事業化の状況
製品・サービスのPRポイント
・研究開発の対象部品は、マウント部品のなかで一番の高い要求性能を必要とする部品であるため、本部品を製造できることが証明されれば、他のマウント部品に対しての応用展開が容易である
今後の実用化・事業化の見通し
・3年後の実車採用を目標に、川下自動車部品メーカーには本研究開発の結果とサンプルの提示を行った
・共同開発体制の構築に向けて多くの自動車メーカーや自動車部品メーカーへの営業を行う
・材料メーカーとの共同開発体制やその先のメーカーとの共同開発などが既に進んでいる
・材料メーカーでは様々な業界との取引や営業手法、最適な取引相手等の情報を保有し、個別営業に対する力強い情報を保有し、十分に活用していきたい
・インターネット上や各種展示会、個別営業、学会等で発表しており企業のブランドイメージは順調に高まっており、様々な企業から共同開発の依頼が来ている
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | PLAMO株式会社 |
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事業管理機関 | 公益財団法人埼玉県産業振興公社 |
研究等実施機関 | 群馬県立群馬産業技術センター 有限会社三友金型工業所 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | PLAMO株式会社 |
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事業内容 | プレスチック射出成形加工の技術集団 |
本社所在地 | 〒367-0002 埼玉県本庄市仁手279番地 |
ホームページ | http://www.Plamo-k.com/ |
連絡先窓口 | 代表取締役 茂木淳志 |
メールアドレス | info@plamo-k.com |
電話番号 | 0495-22-5056 |
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