情報処理
プラント現場において、情報共有を遠隔かつ簡便に行うことができるシステムを開発!
京都府
株式会社SOBAプロジェクト
2020年3月22日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | プラント現場における情報通信端末を活用した情報共有システムの開発 |
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基盤技術分野 | 情報処理 |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護、産業機械、工作機械 |
事業化状況 | 実用化間近 |
事業実施年度 | 平成22年度~平成24年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
ガスや電気・水道などの大規模なプラント現場における作業効率の向上を目指して、現場の作業員が携帯情報端末等を使って映像や音声、電子ファイルデータなどのデジタルコンテンツ情報を手軽に共有することができるシステムを開発する。本システムによって現場設備の状況や状態の的確な把握と迅速な判断・対応が効率的に可能となるため、作業の安全確保、人為的ミスの回避、遠隔監視や現場教育訓練等で業務改善が期待できる
開発した技術のポイント
プラント現場での情報端末としてユーティリティヘルメット(Uメット)をデジタル情報デバイスのハブと位置づけて、情報共有を簡便に行うことができるシステム構築に関する開発を目指す
(新技術)
・各種情報の入出力デバイスを備えたヘルメットを使用する
・所望の音声を直接的に聞き取ることが可能な骨伝導方式のマイク・ヘッドフォンの作成を行う
(新技術の特徴)
軽量化、低価格化、音声の明瞭化の実現が可能になる
具体的な成果
・ユーティリティヘルメットの生産性向上
-「周囲の雑音が入らない」「水・衝撃等に強い」「作業時に邪魔にならない」ものとした
・マイク付きヘッドフォンの音響性能向上
-音声の送信と受信を交互に行うための音声認識のセミデュープレックス方式とした
・携帯情報端末を活用した情報共有システムの構築
研究開発成果の利用シーン
現場での情報共有が遠隔で可能となるシステム
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
・本事業においては、1年目に要求仕様のまとめを行い、2年目に試作品の開発、最終年度となる3年目に完成版の開発を行った・2年目および3年目には実機を持参しての関係者からのヒアリングを行い、好感触を得ることができた
製品・サービスのPRポイント
・現場での情報共有が遠隔で可能となるシステムを活用することにより、最小作業人員で効率的な作業実施、設備運営の支障となるリスクの回避、運営コストの削減が可能
-プラント現場のヘルメットおよびヘッドセットとセットになったクライアント・ソフトウェアと、事務所等に設置されたPCやスマートフォン上で動作するクライアント・ソフトウェアとが通信を行い、情報共有を行うものである
・映像、音声だけでなく、ビジュアルコミュニケーションに不可欠な機能を装備し、作業効率の向上に貢献
-PDF資料を共有できるスライド機能、およびユーザが絵や文字を記入できるホワイドボード機能
-テキストでも対話できるチャット機能
・騒音の中でも安定した会話が可能な骨伝導方式のヘッドセットを使用することで作業効率向上に貢献
-プラント現場での騒音の中でも、作業者が遠隔地とストレスなく会話を行うことが可能
今後の実用化・事業化の見通し
・事業化に向けては、システム単体の初期コストの低減、スマートフォンとの組み合わせ方法について検討を進める必要がある
・ソフトウェア単体に関しては、すでに製品化を進めており、単体のサービスとして展開を行うこととしている
・ハードウェアについても、ヘルメット取付型通信カメラとして単体でリリースする予定である
・骨伝道ヘッドセットも単体で製品リリース済みである
・各社サポイン事業の試作品を元に商用展開を単体で開始しており、マージ可能の状況である522
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社SOBAプロジェクト |
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事業管理機関 | 特定非営利活動法人資源リサイクルシステムセンター |
研究等実施機関 | 株式会社谷沢製作所 ゴールデンダンス株式会社 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社SOBAプロジェクト |
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本社所在地 | 京都府京都市下京区中堂寺南町134番地京都リサーチパーク2号館2階 |
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