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研究開発された技術紹介

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情報処理

ウェアラブルコンピューティングの技術を用い高信頼・高品質をウェアラブルコンピューティングの技術を用い高信頼・高品質を維持する仕組みづくりを確立する維持する仕組みづくりを確立する

鳥取県

株式会社日本マイクロシステム

2020年4月9日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 ウェアラブルコンピューティング技術による車載実装部品の装着自動検査の研究開発
基盤技術分野 情報処理
対象となる産業分野 航空・宇宙、自動車、ロボット、産業機械、工作機械、エレクトロニクス
産業分野でのニーズ対応 高性能化(既存機能の性能向上)、高効率化(同じ生産量に対するリソースの削減)、低コスト化
キーワード ウェアラブル、ウェアラブルコンピューティング
事業化状況 実用化に成功し事業化間近
事業実施年度 平成22年度~平成23年度

プロジェクトの詳細

事業概要

ものづくり作業のうち車載用組立は、人の命に係る作業であり確実性と高品質を維持することが求められている。組立作業は、人間が作業する上で間違いが起きる恐れがあり、人が必ずチェックするシステムに向かっている。そこで、生産工程用のコンピュータと作業者の動作を援助するウェアラブルコンピューティング技術と画像処理、音声処理技術の研究開発により、検査工程の製造コスト削減、品質の向上、生産性の向上を目指すものである

開発した技術のポイント

ウェアラブルコンピューティング技術を用い高信頼・高品質を維持しながら高精密に製品を仕上げていく仕組みづくりを開発する
・組立工程の検査時間 → 30%短縮
・計測判定にかかる時間 → 20%短縮
・形状計測の判定時間 → 25%短縮
(新技術)
・目で見たものと同じチェックをカメラの高画質画像で判定(目の役割をする画像処理)
・耳で行う音の判定を高性能マイクで行う(耳の役割をする音響技術)
・小型無線技術をマイコンで行う(口で話して伝える役目をする通信技術)
・感覚を計る計測技術
・他種類のサーバーと通信を行い、多くのネットワークに対応
・高品質、短納期、低コストの達成

具体的な成果

・ウェアラブルコンピューティングによる検査システムの開発
・CAD/CAMとマシニングセンターによるウェアラブルPC用ケースを設計
・ウェアラブルコンピューティグシスムに装着するPC用ケースの加工後形状評価を実施
・ホストコンピュータへ転送可能なWPC(ウェアラブルPC)本体ユニットを開発
・インサーキットテスタ及びネットワークアナライザによる検査装置の開発
・インサーキットテスタをネットワークに繋げるシステムを開発
・ネットワークアナライザを用いた検査手法により、コネクタの信頼性を確保
・CAN通信パケット解析の動作確認に成功
・画像処理技術・音声処理技術による検査手法の開発
・ステレオ計測法を用いて接続状態を確認し、信頼性を確認
・WPC(ウェアラブルPC)画像処理ユニットの機能に必要な一連のシステムを開発
・音声認識による車載用コネクタの接続検査手法を開発

知財出願や広報活動等の状況

出展:「第4回国際カーエレクトロニクス技術展」(H24.1)

研究開発成果の利用シーン

開発している生産工程用のコンピュータと作業者の動作を援助するウェアラブルコンピューティング技術と画像処理、音声処理技術の研究開発により、検査工程の製造コスト削減、品質の向上、生産性の向上が可能となる。

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

・事業化に向けて補完研究を継続
・インサーキットテスタの部分は、試作機での検査速度・精度の向上を進めている

提携可能な製品・サービス内容

設計・製作、加工・組立・処理、製品製造、共同研究・共同開発

製品・サービスのPRポイント

納期・時間短縮→インサーキットテスタのインライン計測の統合により、部品の組立検査の計測判定にかかる時間を20%短縮

今後の実用化・事業化の見通し

事業化に向け、さらなる目標を掲げて補完研究を継続
・試作開発したウェアラブルPCは、寸法、重量ともにウェアラブルの目的としてはまだ軽量小型化となっていない。如何に使い易い形状にして軽量で堅固な構造にするかの研究開発が必要であり、材料の選定も含めて小型化の研究開発を継続して進めている。
・サポイン事業後に1)製造コストの削減、2)検査品質の向上、3)生産性の向上、を目標として掲げた。1)についてウェアラブルコンピュータのデータベースへの接続、統合生産システムへの接続、2)についてウェアラブルコンピュータの信頼性の向上、統合生産システムへの接続、3)について画像・音声認識の信頼性向上、統合生産システムへの接続、を実施目標として補完研究を継続している。
・インサーキットテスタについて、ハードウェアの開発がほぼ完了。現在パソコン側の制御ソフトを開発中で、システムの実用化を目指している。既存顧客はもとより新規顧客の掘り起こし営業活動を行い、また関係する展示会の出展などを行い販路を開発する。

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 株式会社日本マイクロシステム
事業管理機関 公益財団法人鳥取県産業振興機構
研究等実施機関 大山電機株式会社
地方独立行政法人鳥取県産業技術センター

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 株式会社日本マイクロシステム(法人番号:2270001003493)
事業内容 各種ソフトウェア設計・開発、電子・電気機器および情報機器の設計・製造、デジタル医療・福祉・介護関連、玩具・楽器・スポーツ品関連、ロボット・自動車などの各種工業用機器向けのセンサーシステム開発
社員数 71 名
生産拠点 本社、夜見社屋(米子市夜見町)
本社所在地 〒689-3536 鳥取県米子市高島28-1
ホームページ http://www.jpms.co.jp
連絡先窓口 代表取締役 高島主男
メールアドレス j-micro@jpms.co.jp
電話番号 0859-27-1887