製造環境
次世代半導体InGaN用の高密度窒素ラジカルソース、実用的な装置の開発
愛知県
NU-Rei株式会社
2020年4月19日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 次世代半導体InGaN用高密度ラジカルソースの開発 |
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基盤技術分野 | 製造環境 |
対象となる産業分野 | スマート家電、半導体 |
産業分野でのニーズ対応 | 高性能化(既存機能の性能向上)、高性能化(信頼性・安全性向上)、高性能化(精度向上) |
キーワード | 高速結晶成長、HDRS、高密度窒素ラジカルソース、InGaN、ICP/CCP |
事業化状況 | 研究実施中 |
事業実施年度 | 平成25年度~平成27年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
性能限界を迎えたSIに代わり次世代半導体としてGAN系特にINGANが有力視される。INGANは低温成長(450-550℃)が必須で、従来採用されているMOCVD法では対応できず、MBE法が注目される。このMBE法では、窒素ラジカルソースの高密度化、更には内部エネルギーの高い窒素ラジカル生成が決め手となり、従来のラジカルソースでは対応できない。我々の開発したICP,CCP複合プラズマを更に改良して実用的なINGAN用高密度プラズマソースを実現し、事業化展開を図る
開発した技術のポイント
次世代半導体材料InGaN(窒化インジウムガリウム)結晶成長における、ラジカルソースの高密度化を図るために、ICP(誘導結合プラズマ)及びCCP(容量結合プラズマ)を複合したプラズマ構成とし、窒素ラジカルソースの高密度化
(新技術)
MBE法(分子線エピタキシー法の窒素ラジカルソースの高密度化
(新技術の特徴)
高密度の窒素ラジカル生成、かつ内部エネルギーの高い、励起順安定状態の窒素ラジカル発生
具体的な成果
・安定動作を確実とするため、ICP、CCP電極用RF電力導入管結合部に構造改良を加え、実機試験性能評価に対応できる装置を仕上げた
・信頼性向上のための各RF電極の配置及び固定治具構造の改良、上記の電極配管構造の改良、最終装置(最適化複合プラズマ実用型ラジカルソース)に対して特性改善、具現化に努め、量産型MBE装置の主力メーカーとの共同評価実験体制を構築した
・実機評価と並行し、今回開発の複合プラズマ型ラジカルソースの有用性に係るMBE結晶成長実験結果(R&D型ラジカルソース)を集約し、その事業化展開への有効性を検証した
・MBE装置で使われる流量(6~188sccm)より高流量(20sccm)においても高密度化が達成できることを確認している
研究開発成果の利用シーン
MBE法(分子線エピタキシー法)で必要とされる、InGaN(窒化インジウムガリウム)結晶成長におけるラジカルソース
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
今回開発の大型実用機対応のMBE装置での検証を早急に実施している段階。実用化展開を図る予定。
提携可能な製品・サービス内容
素材・部品製造、共同研究・共同開発
製品・サービスのPRポイント
InGaN(窒化インジウムガリウム)の結晶成長速度、結晶性の向上に優れた高密度化した高性能の窒素ラジカルソース
今後の実用化・事業化の見通し
・現在、装置性能が十分に機能し、このHDRS構造の優位性が実験的に検証されつつあることより、実機試験準備が完了していると判断する
・最終的に、量産型MBEメーカーとの共同評価実験を調整、整備し、進めることとして、現在進捗中である。この検証結果を受けて、事業化展開の加速化を図る
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | NUシステム株式会社 |
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事業管理機関 | 公益財団法人科学技術交流財団 |
研究等実施機関 | NUエコ・エンジニアリング株式会社 国立大学法人名古屋大学 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | NU-Rei株式会社 |
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事業内容 | 半導体製造装置に関わる機器の設計・製作・販売 |
社員数 | 1 名 |
本社所在地 | 〒461-0003 愛知県名古屋市東区葵3丁目23-3 第14オーシャンビル |
ホームページ | http://www.nu-rei.co.jp/ |
連絡先窓口 | 中井 義浩 |
メールアドレス | y.nakai@nu-rei.co.jp |
電話番号 | 052-933-1320 |
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